焼きはこのくらい濃い方がいい。だけどここを目指すのはとても勇気がいる。 ちょっと間違うと真っ黒濃げになるから。そして内部が生焼けになる。 本当はもうちょっと温度が下がってから窯入れすれば、もっと楽に焼ける。 だけど、薪窯で焼いたこのギリギリのラインの焦げか焼き色かの 皮のキャラメル臭というのは、えも言われぬ旨さがあるのです。 こないだはここを狙って一窯全部パンを駄目にした。 次の日から少し怖くなって、焼き色は薄くなった。 でも、今週は勇気を出して頑張った。ちょっと光が見えた。 穴の開いた食パンの問題が解決しません。どうやっても開きます。 というか、開かない方法も見つけたのです。でもどうしてもそれはできない。 何故かというと、焼成までに36時間かかるのです。 前の日の朝に仕込んで次の日の夕方焼き上がる。これはどうしても無理です。 私の生活がめちゃくちゃになってしまう。 正直言うと、もっと簡単に解決すると思ってたので、どうしようか迷ってます。 正直言うと、穴の開いたパンを売り続けることはできません。 通過点であるなら売れる。でもここが終着になってはいけないのです。 カンパも食パンも正直全然納得できないです。 おいしいし、誰かが焼くパンより自分のパンが一番好きだけど。。 全然これが自分のパンだとは思えない。きっともっとよくなるし、まだまだ未完成。 なんで、みんなは同じパンを焼き続けられるんでしょうか。 次は、次は、もっと上に、もっと上にと思ってしまう。 いつ自分が納得するものが焼けるようになるんでしょうか。 目指す山は本当に高いです。 ルヴァンのきよさんがブログにわざわざのことを書いてくれていた。 山頂、ですよね。お互いがんばりましょう! プラド美術館で見たゴヤを思い出しながらちょっと明るく仕立てた。笑。 ゴヤ、暗かったんだよなあ。最近、うちの厨房がヨーロッパに見える時がある。 --------------------------------------------------------- * 新しいわざわざのオンラインショップはこちらから。靴下など沢山再入荷しています。 *今期シュトーレンが完売致しました。沢山のご注文ありがとうございました。再販の予定は現在検討中です。 *Facebook---お店の情報をまとめています。入荷情報などはこちらから。 *ツイッター---毎日くだらないことを幅広く呟いています。8割がた役にたちません。笑
by wazawazapan
| 2012-11-27 07:36
| パン考
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