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お椀を走る。
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朝から空にどんよりとした雲がかかり、雨がしとしと降っている。
家事をしながら、何度も何度も窓の外の様子を確認し、雨が上がりそうな雰囲気にソワソワしてくる。
急激に晴れ間が広がって、洗濯物を慌てて外に出しながら、荒れ果てた庭を一瞥する。

草を刈るべきか、それとも…。

そうさ!今、ウチには自転車があるんだっ!
行こう、行こう。行きたいところがあるんだ。

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坂道の少ない道を選んだつもりがモノスゴイアップダウンの連続で、
息を切らしながら立ち乗りで凌ぐ。余りにもキツイ坂が続き、電動自転車の充電が切れて
しまったら帰り道はどうしようと、意気地のない考えが脳裏をかすめ、何度も引き返そうと思う。
車で走りなれた道のはずなのに、地上に降りた感覚とは全然違うことに気づく。
歩くって、走るって、全然違う。面白い。

林を抜けては稲穂が揺れる田んぼが見え、田んぼから林に入るたび、風がそよぐ。
そして、林を抜けては浅間山が見え、遥遠くの山々が迎えてくれる。
素晴らしい景色の連続でやっぱり御牧原の魅力は走んなきゃわかんないって思う。
色んなところを走って、写真をいっぱい撮って皆に見せて分かち合いたい。

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何度坂を上って下っても、また現れる坂。こんなに坂の上り下りがあるなら、
多分高度は変わってないはず。標高700m~標高700mへ。
どうしてこんなに辛い思いをしなければならないのだろう。

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目指した先は同じ御牧原(でもこちらは小諸市)の「茶房 読書の森
汗だらだらの息切れ切れでどうもすいません、わざわざです、あらまぁ、いらっしゃい。と
温かく迎えていただきました。りんごジュースを飲んで一息。さぁ、お椀を目指しますよ!

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帰りは電動アシスト機能をあえてOFF。
電気の助けなんて借りないんだ。自分ひとりの力で上るんだ。
今、上った坂を見下ろして写真を撮りながら、達成感に浸る。
お椀って意外と楽ね、坂道を下りた力で上れるから、全然いけちゃうの。
辛いのは勾配があるかないかのギリギリの坂で地味になが~い坂道が続くところ。
後はひたすら上る道。電源を入れたのはやっぱりそういうところだった、フムフム。

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こういう魅力的な小道が至るところに。車じゃなかなか入れません。

車だったら10分かからないところに、あえて30,40分かけて行く。
途中で降りて写真を撮ったり、やっぱり楽しいなぁ。。
こんな面白い遊び、やっぱりやらないとダメじゃない?
いい汗かけるし、景色はいいし、空気はおいしいし、自転車最高。
電動付きじゃなくても大丈夫かもと自信を深めた2回目のチャレンジでした。
昨日の私とは一味違うのよ。
by wazawazapan | 2010-09-14 05:57 | パン屋の休日


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