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いちおうパン屋なんですよ
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木曜日、金曜日はきっちりパン屋さんやっとります。他の日は大工です。
するってぇとあれかい?大工がパン焼いてる感じかい?
こんなにパン焼くのがうめぇでぇくもいねえだろうよ。
(夜な夜な江戸にトリップしている為、お聞き苦しい点がございますがご了承下さい)
い、い、池波しゃーん!

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by wazawazapan | 2011-10-17 12:00 | パン屋のたわいもない話
愛しのしょうちゃん
確定申告をしに上田に行く。私と言えば、経理もロクにやらないで全部夫に頼りっぱなしで、
最後の清書をして出すだけなのだが、それでも何故か間違えて時間がかかってしまう。
今日は、早く終わらせて帰りに立ち寄りたいところがあるのだ。

あれからどっぷりと鬼平犯科帳に浸かってしまい、夜な夜な江戸に遊びに行く。
こないだまではフェルメールを懐かしんで読み漁っていたので、
17世紀ヨーロッパから江戸時代にトリップとは、なかなか乙なもの。

この勢いで行かなきゃいつ行くんだと、勇み足で向かった先は、
上田市にある池波正太郎真田太平記館。長野に引っ越してきてから8年目にして初上陸である。
今か今かと訪問を狙っていたが、確定申告に出かける前まで考えもしていなかった。
車に乗っている最中に寄り道のルートを考えていると、ふと思いついたのだった。

館に入って、2階の池波さん直筆の原稿をとりあえず全部読んで満喫する。
同時に入館したサラリーマンらしき男性が、ぐるりとホールを一周して出て行ったのを横目に、
あいつの好きはあの程度か、フッ、風上にも置けんと心で声を飛ばす。
それで熱中して見ていたら、時間がなくなって下のアトラクションはスルーしてしまった。

池波さんがこれまでに出した小説やエッセイを並べてあったのだが、ほとんど持っておらず、
収集魂に火がついた。全部集めてやると心の中で誓う。ルールは新刊では買わないこと。
出会いを楽しみながらボチボチ集めていこうと、家に帰ってから池波リストを作ると、
ザッーと調べただけでも200冊程度は出ていた。また一つ楽しみが増えてしまった。

鬼平犯科帳の平蔵は男の中の男だ。もんのすごいかっこいい。
1巻からわりと単調で、池波さんの連続モノの中ではそれほどでもと、
牽制しながら読んでいたのだが、3巻で池波節が炸裂しだすともう止まらない。
新緑を形容する際に、"指先から緑に染まるほどの緑"とあった瞬間に、
目の前に平蔵が新緑の軽やかな緑の中で、部下と団子食べてるシーンが、
目の前にばば~んと出てきて、その形容の鮮やかさにあまりに感激して、
夫に「やっぱ池波しゃんすげーよ」と唾を飛ばしながら興奮して話すと、
夫がくすくす笑ってる。○ちゃんが一番面白いよ、だって。
違うよ、平蔵がかっこいいんだよ。平蔵がさ。

池波さんの文章は誰にでもわかる平易な文章で、速やかに構成されている。
世の中には難解な文章ほど高尚だという風潮も色濃くあるが、
私は、難解な問題も誰にでもわかる平易な文章で書くことが出来る人が
本当の書き物を書く人だと思っている。
昔は様々な本を読み、大衆的な小説をけなした時期もあった。でも今は違う。
難解な文章を難解でなくすることが一番難しく、難解な物事を難解なまま話すのは
誰にも出来る何の面白みもない行為なのだ、と思うのだ。
だから、大衆的な中にも洗練された文章を書く池波さんが好きなのだ。
簡潔、端的、形容が見事で、文言が川の流れにのって動いていく。
手から迸るままに描かれた世界。これぞ日本語、美しい。尊敬しています。

ひっさしぶりに池波さんを楽しんでます。

以前、真田太平記を読んでいた時に、酔っ払って寝ちゃって、それで夫に寝ぼけて
「貴様、石田軍の手のモノかっ!!!!」って怒鳴って、関が原にうっかりトリップ
しちゃって迷惑掛けたことがあったんだけど…気をつけないとな。
「火付盗賊改頭、長谷川平蔵である!」なんつってまたやらないようにしないと…
今度は病院に入れられちゃうぞ。あぶない、あぶない。

新しいタグつくっちゃおぅ~~っと。
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by wazawazapan | 2011-03-08 23:09 | パン屋のたわいもない話
7がないってことは
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いつも東京に行く時は、家にある池波正太郎の文庫本を数冊カバンに入れていく。
電車の中で揺られながら、立ち読みするのが合うんだなぁ、池波さんの本は。

私の悪い癖の一つに、気に入ると何回も何十回も同じ本を読む、というのがある。
小説家さんにとっては商売上がったりの悪い読者というわけで、
それで、読む本のほとんどは図書館で借りてきちゃうし、
買うのも新刊じゃなくて古本屋で買っちゃうんだから、全く悪い読者である。
店の分は新刊で買って貢献するから許してもらおうと思っている。ゴメンナサイ。
生きてる人のはプロパーで買おう。死んじゃってる人のはいいよな、この際。

池波さんも好き好きとこれだけ言っているのに、剣客商売と真田太平記と
食のエッセイ本数冊しか読んでない。剣客商売なんて何回読んだかわからない。
そんなことを書いていたら、いい読者なのかもしれないとふと思う。
何度も何度も繰り返して読み込んでくれたら嬉しいかもしんない。
全く都合がいい思考回路してるわ、私って。

それで、繰り返し読むのはそろそろやめにしようかと、土曜日の出張に備えて
ブックオフへ行ったら、100円コーナーに時代小説コーナーができていた。
いけなみしゃん!はっっけ~~ん!!
棚にあったの全部頂いてきましたよ、持ってないのばっかり。
あ~これ全部読みたかったやつなんだよなぁ。嬉しいなぁ。
これだからブックオフ定期周りヤメラレマセン。
(ホントスイマセン、あんなこと書いたのに。私って私ってホントいい加減な女なの。)

娘の絵本も100円で手に入れて、〆て1200円足らず。
いい買い物しました。しばらく楽しめそうです。
抜けていた7巻は定価で買いますか。
7がないってことはアンラッキー?イヤ、違うだろ。
しちぬけ、ななぬき、しちナシ、なななし、ななし、なぬき…語呂も見つからんが、
とりあえず7だけがないんだから、ラッキーセブンだろ?

しかし、ウチの本棚って集中豪雨的本棚ね。
収集癖がありますので、気に入った人とか事柄のことばっかり充実。
あ~奥さん、アレとアレとアレがお好きなんですねぇ。
ま、丸裸でございます。は、はじゅかしい。。

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土曜日は臨時休業でお客様にご迷惑をおかけいたしました。
東京でたくさんの刺激を受けています。
また順にいろんなこと、報告したいと思いますので楽しみにしていてください。
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by wazawazapan | 2011-02-20 10:44 | パン屋の休日
見た目も大事な時、あります。
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これが、
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こうなっちゃって、
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これなの。

*欅(ケヤキ)のうるし盆
24cm 5250-/ 27cm 6825- / 30cm 8400-(こちらを撮影で使用)
小田原の職人さんが一つ一つろくろを挽いて形を作り、塗師屋さんが8回漆を重ねています。

ウチにはお盆がないので、スチール皿を盆代わりに使っていますが、
もういい加減、病院の食事みたいで嫌になってます。
これはうちが買います、売れなくて全然いいです。・・・あぅ、でもやっぱり売れたらいいなぁ。

ずっと探してたのですが、やっと自分で買う決心がついたので、最近入荷しました。
注文したらこれから漆を塗りますのでと1ヶ月ほど待たされたのです。
なんかその時間がよかったです、今からうるしを塗りますのでっていいなぁ、それで1ヶ月ですもん。
私のために漆を塗ってくれたようで本当に届いた時、嬉しかったんです。

大根あるからいいかなぁって、大根ばっかり食べてます。。
池波正太郎「剣客商売」の大二郎の食卓みたいで、いい感じの地味な食事です。
これに湯豆腐と純米酒でもつけば…ご馳走ですなぁ。
それに刺身でもついたら…宴会ですなぁ。。あぁ、いいなぁ。。

器もとてもいいです、お茶碗=戸津さん、小鉢=阿部さん、中鉢=角さん。
わざわざオールスターズですね。

PS
明日から今年最後のお店です。先週はたくさんのご来店ありがとうございました。
また、セール商品追加してお待ちしております!
シュトーレンの発送もラストです。今日から順に発送いたします。大変お待たせいたしました。
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by wazawazapan | 2010-12-23 07:37 | ストーリーのあるモノたち
暖かい陽気に振り回される。
掃除と洗濯が終わったら、郵便局や銀行に野暮用を済ませに出掛けようと
娘と話しながら朝食を食べる。なんだか今日は朝から部屋中が生暖かくて、いつもと違う。

朝食を済ませ、娘がテレビを見ている隙に、メールをチェックし発注や事務仕事を済ます。
パジャマのままで顔も洗わず朝一番に仕事を済ませ、そして、娘のTVが終わったら、
2人で身支度し、家事を分担しながらやるのが日課である。
頼りになる相棒がこの春から保育園に行くとなると少し切ない。

洗濯物を干そうと表に出ると、馬鹿に暖かい。ああ、三寒四温の季節がきたのか。
突然、布団も干したくなるし、散歩にも出たくなる。
やっぱり家事が終わったら散歩に行こうよ!いいねぇ~と娘が言う。

掃除を済まして外に出るとさらに暖かい。もう上着もいらないくらい。
ふと見ると目の前に雪解けの道を散々走った泥だらけの車。
ねぇ、車洗わない?いいねぇ~と娘。

お風呂の残り水で2人で車をひたすら洗う。ゴム手をしてスポンジで車をごしごしと私がやると
娘がホースでジャーッと流す。これの繰り返し。太陽に反射して車が光ってる。
ついでに磨き上げてしまえ!と勢いづいて、ボロタオルでせっせと拭きあげる。
もうピッカピカ。

ねぇドライブいかない?いいねぇ~~。

もうお昼だね、ねぇ蕎麦食べに行かない?いいねぇ!

と着いたのが上田の刀屋。盛りの中一つ600円。

やっぱ刀屋旨いよねぇ~。旨いよねぇ~。

帰りに川べり散歩して図書館寄って、野暮用済ませて大満足の一日。

春待ち遠しいねぇ~。待ち遠しいねぇー。

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こうやって娘と過ごす日があと一ヶ月足らずだと思うと寂しくてしょうがない。
これから彼女は親を離れて過ごす時間がどんどん増え、自分の時間を持ち、
一個人としてやっていくのだなぁと感慨深い。
3歳の娘に家事を仕込んで蕎麦やに連れてく変な母さんですまん。
これからもよろしく。

<今日の大発見>

刀屋で蕎麦をすすりながら、ふと壁に目をやると池波正太郎さんの書が飾られていた。
池波さんは刀屋の常連さま。その文字を見てあっと声を上げてしまった。
だって娘の名前が書かれていたんですもの!振り仮名もちゃんと娘の名の読み方で。
縁です、池波さん、刀屋、私が好きになる、みーんな繋がっていたんですねぇ。
それで蕎麦がさらに旨くなった。
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by wazawazapan | 2010-02-24 08:27 | パン屋のたわいもない話
冬は三宝柑ゼリーで始まるんだ
小諸から御牧原に越してきてから、お隣の上田市に行く頻度が増えた。
もともと好きでちょくちょく行っていたのだが、近くなったし、パン屋を開業してから
保健所や税務署などに通う機会が増え、せっかく行ったのだからとちょっと寄り道して
くることが楽しみの一つとなっている。

好きな作家の一人に池波正太郎がいる。上田と言えば真田なわけで、
上田城に初めて行った日は本当に感動した。もしかしたら幸村が触れたかもしれないと
400年も前に思いを馳せながら散歩を楽しんだのだった。

最近、池波正太郎の本を読んでいると、池波さんが吉川英治と深い関わりがあったことを
知り、「ああ、どおりで」と納得し喜んだのだが、そもそも私が時代小説にはまったのは
吉川英治の三国志を読んだのがきっかけで、後にも先にもあれほどまで同じ本を繰り返し
読んだことはない。その吉川さんが池波さんを直木賞に押した経緯を読んでなるほどと
自分の好みがブレていないそんな安心感を得、嬉しかったのだ。

さて、話はそれたが、食べ物に季節感があるのが好きだ。
夏に真っ赤なトマトや瑞々しいきゅうりを連日畑からもいでは食べ、冬の野菜のない時期には
毎日、白菜と大根ばかり。さして調理法にはこだわらず、蒸したり、茹でたり、焼いたり、
そんなものの繰り返しで十分。

皆さんもよくご存知かもしれない。上田にはドアマンのいるお菓子屋さんがある。
みすず飴で有名な「飯島商店」である。

毎年11月の終わり~3月までの期間限定で販売される三宝柑ゼリーが大好物で、
冬になると思い出したように買いに行く。三宝柑というみかんをくり貫いた中に
ゼリーが流し込まれているのだが、もう本当に美味しい。皮ごと等分に切ると、
柑橘系のよい香りがフワッと舞い上がり、酸味と甘みのバランスが絶妙なこのゼリーとで、
それはそれは美味しくて、ほっぺが落ちそうだねと家族で奪い合って食べるんだ。

初めて行った時、世の中にはこんなお菓子屋さんがあるのかと衝撃的だったのだが、
何度訪れてもその気持ちは変わらない。いつも同じサービスに同じ笑顔。
たった飴ひとつでさえもここにわざわざ買いに行きたい、と思わせる本物のサービスが
ここにある。重厚な建物と手厚いサービスが、とっておきの買い物を楽しませてくれる
名店だと思う。勉強になります、見習いたいです。

今晩は夫が早く帰ってきます。また湯豆腐です。みまき豆腐を2丁。
それから、朝、外に干しておいた白菜で浅漬けを。そして食後に三宝柑ゼリーです。
夕食が楽しみです。
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by wazawazapan | 2010-01-19 15:27 | パン屋のたわいもない話