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手入れして着る
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(ホームクリーニング後のセーター群。ピッカピカ、やったね!)

ファッションについての認識が変わり始めたのはここ数年。
流行に左右されることのない飽きのこない服の定番アイテムを集め、
敗れたら買うを繰り返す。=永遠アイテムの話は以前にもしました
買う時の基準は
・飽きのこない何十年も着られるようなデザインで似合うこと
・丈夫で長持ちすること
・手入れが楽であること の3つである。

夏はTシャツ、秋になればそれにシャツを羽織り、セーターやカーディガンを重ね、
冬になればコートを着、マフラーやストールを巻く。
ボトムはチノとジーンズばっかり。きれい目とワーク系の2種類あればいい。
時々着るワンピースなんかを何着か揃えれば、大体のワードロープが揃って
後は考えることもなくただただ自然に重ねていけばよい。
足元は春夏はスニーカーとビルケンのサンダル。秋冬は革靴とブーツ。

決めてしまうと本当に楽で、買い物にも時間がかからないし、
機能的なスタイルが好きなので理にかなってて、さらに自分にも似合ってると思うのでよい。
似合う服と好きな服のギャップに振り回された時代もあったが、
今はこれは似合わないのでかわいくても買わないみたいな感じで冷静になった。

最近、急激に暖かくなって慌てて冬物の整理をしている。
と言っても持っている服の数が少ないので、衣替えする必要もないのだが、
冬に着た服の手入れをして収納するというのが今回のテーマ。(ま、前置き長すぎ~)
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(500円で以前買ったユニクロのセーターは微妙だが、微妙なりに大事にする)

買う条件に入れた「手入れが楽であること」というのは、
私にとってとても大事な服選びの条件である。綿や麻だと洗濯も楽だし、
洗いっぱなしでしわも気にならなくていいけど、デリケートな素材だったり、
繊細な作りで装飾が凝っていたりすると、なかなか手入れが及ばず、
箪笥の肥やしになることが多い。洗濯機で洗える、アイロンいらないがベスト。

ただ、冬のセーターやコートは別。
長野県の冬はとても寒く、質のいい素材のセーターというのが大事だと痛感しているので、
ウールやカシミアのセーターを購入することが多くなった。
シャツの上にこれらを着て、コートを羽織れば薄着で済むので重宝している。
カシミアやウールといってもユニクロや無印やアウトレットで買ったような、
どうってことない物だけど、安いからってむやみに買って捨てるようなことは避けたいので、
出来る範囲で家で手入れして、出来ない分はちゃんとしたクリーニング店に出すことにした。

まず、綿セーターとウールのシンプルな編みのセーターは自宅で洗ってみることにした。
セーターをきちんと畳み大きめの洗濯ネットに2枚ずつセーターを入れる。
洗濯機の弱で重曹を入れて6分まわした後に、水ですすぎを6分。
その後軽く脱水し、床にバスタオルを敷きセーターを広げ陰干しした。
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夜、生乾き状態のセーターにアイロンを掛ける。
セーターに麻布を掛け、麻布の上からアイロンを丁寧にかけていく。
セーターの皺がみるみる伸び、形がどんどん整っていく様子を見て感動する。
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クリーニング屋さんってこんな感じ?何か服が蘇っていくような感じ。
8分どおり乾いたセーターを丁寧にハンガーに掛け再度陰干し。

ウールのコート類とカシミアのセーターはクリーニングに出すことにした。
安いという観点でクリーニング屋を選ぶとドエライことになることは何度も経験済み。
気に入っている服を何度もダメにされて悲しくなった。二度ともどってこない。
仕事をきちんとやってくれるところがベストなので、
クリーニング屋さんもきちんと選びたい。

買ったものはとことん手をかけて大事にしてどうしようもなくなって捨てる。
そういうのがサイクルを生活の中に染み込ませていきたいと思います。
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by wazawazapan | 2011-05-25 15:02 | ナチュラルクリーニング
東京散歩1
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(電車で向かいに座ったおじさんの磨かれた靴のきれいなこと!自分の足元を見つめて・・・反省です)

ただいま!昨晩、長野に戻りました。
池波さんの文庫を片手に東京をブラブラすると言っても、
夫の実家にお世話になりながら、なんだかんだの仕事周りです。
初日は娘をばーばとじーじに預けて、夫と二人で電車で行きます。
途中でバイバイと別れ、私は仕事、夫はお出かけ。
携帯はもうやめてしまったので、お互い単独行動なわけですが、
帰りの電車が偶然一緒になってビックリです。
ホームで「おっ、お前さんもかい」みたいな。(只今鬼平中のため、時々江戸弁です)
全く似たもの夫婦ですなぁ。。

土曜日にお店を休んで向かった先はモバックショー
モバックショーは年に日本各地で行われる製パン製菓の業務ショーで、
今年の店舗改装に向けて業務用機器のチェックに行ったのでした。

目当てはともかくオーブンで、平釜のデッキオーブンを主体に見て回ります。
ベルトコンベアーでお菓子やパンが出てくる機械から家庭用に開発されたもの、
パン菓子の材料まで製パン製菓にまつわる様々なものが展示されますが、
私はこういった展示会でセンサーがついていて、ほとんど見ないんです。
よくビックサイトで行われる様々なショーにも行きますが、ほとんど見ません。
競歩みたいな速度で歩いて、直感で興味の沸いた数個のブースに立ち寄るのみで、
2000店出展されても名刺交換までするのは毎回2、3店未満です。
そのうち実際取引を始めるのが1店あるかないかで本当に自分は心が狭いと思います。
でも、毎回一軒見つかったらめっけもんの気持ちでいつも向かってみます。
全神経を集中して歩くので毎回死にそうになりますが、やっぱり見ておかないとみたいな
気持ちで行ってますが、もうそろそろいいかなぁと思い始めています。

数件のオーブンメーカーと話をして、少々ガッカリしました。
つまらないの一言です。メーカーの営業さんの知識が乏しく、こっちが小さい女の子のような
新米パン屋ですので、私が製パン用語連発でオーブンの性能についての質問をすると
詳しいですねぇ~と意外そうな顔をします。それで私の非常にマニアックな質問に
営業のおじさんは答えられず微妙な空気が流れる始末です。
テメエ、顔洗って出直してこいっ、そんなんで何百万の機械売ってんじゃねぇと思いますが、
笑顔で口をつぐんでガックリしながら歩くのです。
結局は人なんですね、人。きちんとした知識を持った説明が購買に繋がるわけですね。
自分のところの商品愛してなきゃあ、何にも伝わりません。
それで、自分もお店の商品を全て把握していなければとフンドシを締め直したわけです。

すると、一軒の非常にコンパクトなブースに出会いました。装丁も非常にシンプルで
一見何を販売しているのかよくわかりません。ですが、私の鼻が感づいたのです。
その奥に見える石釜のような不思議な形のオーブンは何ですか?ってことです。
それをこちらでは販売していますか?と聞きました。

ドーム状のオーブンはやはり石釜オーブンでした。しかも燃料がガスです。
私は今まで非常に石釜でしかも薪釜に憧れていたのはこのブログでも散々こぼしていました。
薪で炊く石釜オーブンに思いを抱いておりました。ですが、何故それをやらないのかと言うと、
薪を用意して自分で炊き付けて焼いてパンを売るという作業はとても一人で出来る作業では
ないのです。物理的にどうしても無理が生じてしまうため、自分に見合った労働をするには、
薪釜は無謀だと思い知っていました。

それでも、薪釜はいつかやろうと思っていましたが、陶芸家の角りわ子さんとルーシーリーに
ついて話し合っていた時、ハッとしたのです。ルーシーリーが何故電気釜で焼いていたのか。
女性一人でできること。これをやりたいと角さんがおっしゃっていた時、
自分にも当てはまることに気づきました。理想を目指して無理をするよりも
今出来る精一杯のことをしようと思い改めました。

そして、薪釜を現実的な目的にすることよりも、理想として夢として遊びとしてやろう
と思いました。だから、ガスで石釜をやりたいと切に願いました。
熱源がガスであれば薪を集めて割って焚きつけをしなくてよいため負担が少なく、
ガスの石床のオーブンをやろうと思ったのです。
とりあえずテストで今のオーブンに石床を作ってカスタマイズして
やろうと思っていた矢先のことです。

目の前にガスが熱源の石釜を見たんです、そのショーで。大興奮です。
営業の担当の方を質問攻めにし、あげくに職人さんにも質問しまくりの大興奮に間違いありません。

いいですか、世の中には石釜オーブンが五万とあります。
熱源が電気でもガスでも薪でも、パンを焼く床が石ならば全てが石釜オーブンと名乗っています。
つまりは世の中のデッキオーブンは石床であれば、ほとんど石釜となるのです。
ですが、その石釜オーブンは、皆さんが石釜オーブンと聞いて想像する薪を炊いて
パンを焼くオーブンとは構造がかけ離れているのです。

薪釜のほとんどは耐熱煉瓦を積み重ねて釜部分を作りますので、石が数十センチ以上の厚みが
あります。レンガを思い浮かべてください、あれより厚みがある石で覆われています。
石床のオーブンは1cm前後の石を電気やガスで温めただけで石釜オーブンと名乗ります。
ぜんぜん違います。私のガッカリ感はそこです。石釜(薪釜)じゃないんですね、構造が。
構造が石釜と一緒だったら熱源が何でもいいから使ってみたいと思っていましたが、
薪釜と全く構造が違うオーブンを石釜と名乗っているのですからガッカリ千番です。

薪釜の石釜を私が欲しがる理由は類稀なる蓄熱性と保温性です。
この石釜は一度火を入れて限界まで温度を上げたら、火を落として余熱でパンを焼成していきます。
そして遠赤外線効果でパンの中心部からも火が通されるので、非常に焼成時間が短く
焼き時間がコンパクトになります。ただ微妙な温度調整が出来ないため、
かなり感と熟練の技が必要となります。それが面白そうでタマリマセン。

そしたら目の前にガスが熱源の薪釜と構造が一緒の石釜があったので、
本当にびっくりしたというわけです。あ~びっくりした。
1年前から販売が始まったそうです、どうりで知らないわけだ。

営業の方と職人さんとお話させて頂くと、なんとその職人さんはうちに
パンを買いに来てくださったことがあると聞いてさらに大興奮です。
名刺を渡すと僕行ったことありますよ!えぇ!本当ですか!
うちのブースに来てくださって光栄です、こちらこそ光栄です!
忙しい中たくさんお話させてもらいとても嬉しかったです。
私は一人でパンを焼いているため、同業者さんとパンの話をしたこともありません。
製パン知識のあるプロの方とパンの話をしたのは初めてのことでした。
そんなん楽しすぎました。できれば酒を酌み交わしながら話をしてみたいと妄想しました。
グルテンを形成する際にアミラーゼが…乾杯!みたいな。あぁ楽しかった。ありがとうございます。

とりあえずもう一度釜を見せていただくことの約束をしてきましたが、
私、じぇえええったい、これが欲しいです。またテストしに行ったら報告します。
えっ?前に買った釜ですか?…どうにかなるっしょ!(←もんのすごいいい加減)

それから~バーゲンブックで面白そうな本を数冊購入してきました。
製パンの専門書です。パンのコツの科学じゃあもう全然足りないので
全くわからない部分が網羅されていそうな本を購入しました。
食品工学の分野らしいですが、かなり面白そうです。
結局、理論がきちんとわかれば応用できるわけですから基本が大事です。
職人としての感を磨きながら、パン屋程度の科学の知識は持っていたいものです。

東京散歩2へ続きます。
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(帰ってきて一番にやったこと、掃除より何より靴を磨く。だって道が舗装されてないんだよ←言い訳)

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by wazawazapan | 2011-02-22 10:32 | パン屋の休日
意志の弱さは超一流です。
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あんなことを仰々しく話しておきながら、私って、私って、ユニクロでセーターを買ったんです。
娘のズボンを買いにいったらですね、ちょうど冬物セールで投売りです。
すげぇなぁ、ユニクロ。ウール100%のセーター500円。
カシミア30%、ウール70%のカーディガン1990円だもん。
そりゃあ買うわ。だってこんなのちょうど欲しかったんだもん。
私が悪いんじゃないもん!

今日着てるんですけどね。財布も体も温かいです、ユニクロ。
ユニクロに負けました、完敗です。

久しぶりにユニクロを着ましたが、サイズがミニマムになりましたね。
Sサイズでかなりジャストで、若向けです。昔はミニマムなシルエットを好んで
ユニクロデカっと思ってましたが、お洒落になってるんですねぇ。
今はおばさんですから、これだけジャストだと気になるもんです。
Mサイズでゆとりがあった方がよかったと反省。
さすがに500円で袋詰めの投売り、試着できません。私もまだまだひよっこですな。

生地は若干薄いですね。薄手のニットです。
もう少し肉厚だとさらによかったんですが、これは値段が値段ですから
文句のつけようがありませんね。

せめて、安いからと適当に着ないで大事に着ていきたいと思います。
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by wazawazapan | 2011-01-24 11:23 | パン屋のたわいもない話
硬いジーンズ
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お気に入りの綿のTシャツがあって、
夏の真っ盛りにはTシャツ1枚で過ごして、
秋になって風が涼しくなってきたら、その上に綿か麻の白いシャツを羽織る。

木枯らしが吹いてきて肌寒く感じる頃になったら、
カシミアが少し入ったウールのセーターかカーディガンを白いシャツの上に着よう。
そして、靴を綿のスニーカーから革靴に履き替えるんだ。

いよいよ、冬がやってくるとなったら、
最後にウールのコートを羽織って出掛けたい。

春になって暖かくなると共に一枚ずつ脱いでまたTシャツに戻るんだ。
それで、破れたらまた同じのを買おう。
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もうファッションのことはこういう風にしか考えてなくて、
この通りにできるワードロープをここ数年、探している。通称「永遠アイテム」。
永遠アイテムはなかなか見つからなくて、ほとんど持ってなくていつもジプシーしている。
(今のところ、集まった永遠アイテムは永遠スニーカー、永遠サンダルくらい。)
服はいつかダメになるから、こういう定番アイテムをいつもきちんと作っているところに
出会いたいのだが、なかなか見つからなくて時々やきもきする。

それで、このお正月に永遠アイテムをやっと見つけた。永遠ジーンズ、発見!!

ジーンズはいつの間にか変わってしまって、本当は新品のノンウォッシュの糊で
固まったようなゴワゴワな生地のを、はいてはいて、寝る間も惜しんで毎日はいて、
洗わないでおくか、一回水を通してみるか悩んで風呂場の脱衣所に置いてたら、
いつの間にか綺麗に洗濯されてタンスに収まっていたのを見て、
物凄くがっかりして腹が立って腹が立って怒鳴りに行こうかと思ったけど、
置いてた自分が一番悪い、バカバカバカってジーンズに顔を埋めたら、
石鹸の香りが漂ってきて、まぁいっかっていうのを繰り返すと言うか、何というか。

ただの布だったのを、自分の体にぴたっと寄り添っていくのを楽しんでいく、
私にとって何か特別なファッションだったはずだったのに。

いつの間にか、店に並んでいる時から、きれいに縦落ちしてたり、ほつれ掛けてたりして、
絶対ペンキなんか塗ったことのないような娘がペンキなんかつけちゃったりしてなぁ。
ほんと、がっかり、しょんぼり。

かく言う私も時流に乗って、ジーンズを育てることを忘れ、そういった類のジーンズを
買ってはくようになって数年、最初からUSED加工されているから当たり前、
破れるのがとにかく早い。作業着だったはずで丈夫であったはずのジーンズが
とにかく弱い、弱いのよ。なんじゃ、この貧弱さは!けしからん。

2%のポリウレタンで伸縮性を良くしました、じゃない!じゃない!
違うの、ジーンズは硬くてはきにくいモノなのよ。
はき難かったジーンズが努力によっていつか柔らかくなるのよ。
そうじゃなくなったらジーンズじゃないのよぉ。

と思っていたので、買い物に出掛けるたびジーンズを探していました。
まず高校生の時に気に入って育て上げたLEEを探しましたが、
時代はLEEとコラボレートです。色々なファッションブランドがLEEとコラボして
色々なジーンズを作るOEMみたいなのばっかりで、かっこいいのもありますが、
やっぱり加工されていて、お値段が張ります。ダメです。
(そんなことを言いながら、数年前ヤフオクでLEEのOEMを買って気に入って
 はいてますが、パン屋ではいてたら穴があいてしまい、ションボリです。)

ちなみに高校生の時に買ったLEEはメンズの一番小さいサイズのものだったのです。
女性モノはおへその下まで股上がある時代で、ダサくて耐えられなかったです。
ジーンズは腰だろ!と思っていたのですが、年々股上が下がっていくものの、
腰までは至らず、微妙なラインでした。今でこそ腰ばきが当たり前の時代ですが、
当時は全然浅くはける女性物のジーンズなんてありませんでした。今の腰ばきは逆に
浅すぎてダメですが。オバサンになると腰は冷やしちゃいかんのです。
リーバイスの17501が男物の501の女性版だなんて聞いて試したこともありましたが、
LEEの方が色落ちが断然好みで、ジーンズはLEE派です。

時代が変わり20代前半にいい感じに縦落ちしてきたLEEにもうちょっと癖が欲しいと、
軽石でこすったり、石鹸水で揉んだり、針でつついたりしてちょっとしたダメージ加工を
自分で施して気に入って毎日はいていました。20代中盤になるとかなりダメージがきつくなり、
ぼろぼろになり、引退の時が訪れました。ボロボロになっても愛着がありすぎて思い出が
ありすぎて捨てられません。そこで、バックにして活躍してもらうことにしました。
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古いゴブラン織りのようなゴールドの生地は、代官山で買ったいつか使おうと温めていた布です。
ジャスコで取っ手を買って手縫いで丁寧に作りました。着なくなったホルターネックの皮ひもを
ベルトループに通して作ったこのバックは今でも気に入っていますが、取っ手がとれてしまって
きたので修理しなければなりません。修理したらまたきっと使うと思います。
これこそ永遠ジーンズです。高校生の時にお金を溜めて買ったジーンズが20年近く経った
今でも愛されています、最高です。こんな出会いが欲しいです。
私は、いつでも青春をぶら下げて歩くことができるのです!

時代はいつからかダメージ加工からキレイ目ジーンズに。
私の趣味ももうそろそろ大人っぽくということでLEEからシマロンに乗り換えて、
しばらく気に入ってはいていましたが、体に沿いすぎるジーンズは年々きつくなります。
体が着物の中である程度泳いで欲しいです。

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そうこうして、たどり着いた永遠ジーンズはA.P.C.のモノでした。
実は、20代前半にLEEのジーンズと平行して気に入ってはいていたのがA.P.C.のデニムでした。
雑誌の編集部でバイトしていた時、よく服を編集の人からもらいました。
A.P.C.のジーンズのサイズが合わなくなったと1000円で譲ってもらい、かなり気に入って
はきこんでいましたが、残念、股上が深いんです。股上が深いとお尻のラインがきれいに
出ないので、色落ち、はくにつれての馴染み感ともに最高だったのに、本当に惜しい
ジーンズで、もったいないジーンズだったのです。

この正月に久しぶりにA.P.C.(アウトレット)に行ってジーンズを物色していると、
ストレッチがきいたのしかなくて店員さんに聞くと、10年ほど前に出たジーンズが
定番商品であると言います。でもそれは股上が深くてもったいないジーンズですと言うと、
いえいえ、その形を変えずに股上を浅くしたバージョンが出てますと言うのです!
さらに膝下のもたつきを押さえたバージョンも出てますと言うのです!
「でかした!A.P.C.!」とは言いませんでしたが、早速試着してみました。

硬いです、硬すぎて懐かしいです。あぁ、ジーンズってこうだった…感慨深いです。
ボタンフライが硬すぎてボタンホールにうまく入りません。お腹を引っ込めて
真冬に汗をかきながら試着をするのです。店員さんは1サイズ大きいのを
はきたがる私を制してこう言います。2週間我慢してください、お客様にはこのサイズが
最適なのです!そこまで言われると自信が沸いてきます。10年前にはいていたジーンズは
確かに緩かった、はくほどに緩くなってもたつきました。
10年前より1サイズ小さめを買うことにかなりの抵抗を見せましたが、
断固店員さんに拒否されます、その姿、店員さんあっぱれです、そういうの嫌いじゃありません!
自分の店の商品にキチッとしたポリシーが見られ嬉しくなり、言うことを聞くことにしました。

それから1週間が経ちました。経過はかなり順調です。
どんどん生地が柔らかくなるこの感じ、ボタンフライを留める速度が速くなってくこの感じ。
トイレに行くのが大分億劫じゃなくなってきました。
いいです、もう一本欲しいです。クルクル回してはきたいです。気に入りました。
ジーンズとしての価格は私にとってかなり高価な部類でしたが、いい買い物しました。
とても満足しています。これで10年は確実にはけるならOKです(実証済み)。
本当はもう一本買って2つで回して30年といきたいところですが、
それはもうちょっと働いてからのお楽しみにとっておくことにします。

しかし、昨今つまらなくなったアウトレットですが、A.P.C.は変わらず好きでした。
アウトレットオリジナルの変な質を落とした商品も作らず、プロパー価格で売っていた
商品は、同じ縫製、同じデザインですが、余り生地を使い価格を落としているそうです。
質を落とさずお客様にいいものを提供する姿勢はとてもいいですね。
デザインに目新しさを求めない私のような人間にはピッタリです。
その姿勢のまま、変わらず商品を作っていってほしいと思いました。
遠いですが、また時々買い物にいきたいと思います。
(って思ってたけど、A.P.C.もオンラインショップが出来てネットで買える!
 時代は変わったなぁ。でもやっぱ店舗がいいね、服は試着しないとね。)

佐野プレミアムアウトレット
ちなみにアウトレット店ではプロパー価格の5%OFFでジーンズを販売してました。

「ジーンズとは柔らかくするものなのだ。」byわざわざさん (深い意味は全くありません)
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by wazawazapan | 2011-01-08 09:30 | ストーリーのあるモノたち