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I am not a dj
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信州の住宅雑誌でウチが紹介されてます。
本日、7/31発売の住まいnet信州です。
(amazonで買えます。)

パン屋になる前のことをよく聞かれます。
修行もせずにパン屋になっていること、パン屋で働いた経験がないことから
お客様は私の前職に興味を持つようです。

WEBデザインやっていました。と一応答えていますが、
WEBはもともと副業でした。書くか書かないか迷います。。
でも、それを知りたい人がいて、(ありがたいことに)取材がウチにくる度、
取り上げていただくので、自分の口からきちんとお話したいと思いました。

私は若い頃、クラブでDJをしていました。夫もです。
DJをやって暮らしていきたいと切に願っていた時期がありました。
私の青春時代です。DJで有名になりたいがために、当時まだインターネットが
日本に広まり始めた時に独学で自分のHPを立ち上げ、夢中でFlashを覚え、
デザインを勉強し、いつの間にかWEBデザインの仕事が舞い込むようになりました。
7年続けたDJの世界で挫折した後も、WEBの仕事はそれなりにあり、
長野に引っ越してきてもそれなりに働けて、何か違うと感じた時に、
パンに出会い、今があります。

パン屋でもWEBの仕事が役立ち、DJの時に覚えた経営上の反省(イベントを
オーガナイズしていたたため)をパン屋に生かすことができ、今の私があるのは
DJの活動に全力をかけて打ち込んだベースがあるからです。
今ではパン屋をやるためにDJをやっていたんじゃないかと錯覚するほど、
私の根底に短くも濃密な7年間があります。
全力で生きて、走って、私の大切な青春時代の1ページで、
今も大好きな音楽の世界の思い出です。

今は夫婦で音楽を楽しむ日々です。
no music no life.
やっぱり今でもこう思います。
生活は音楽と共に!フォーエバー!

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今日は夏休み前、最後の営業日です。セールも最終日です。
パン、たくさん焼いてお待ちしております。
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by wazawazapan | 2010-07-31 06:06 | パン屋のたわいもない話
持続というキーワード
LOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability)
健康や環境を意識し、持続可能を心がけるライフスタイル。

この中で一番大切なのはSustainability(持続可能性)だということに最近気づく。
どんな志も持続して出来ないならば意味がない。
長く続けて継続していくことに意味があり、すぐにやめてしまいたくなるような
環境であるのならば、それを改善し、続けられる環境を作ること。
ここが一番大事なポイントであった。

※最近、難い話題が多くてすいません。
 インプットが多すぎて、ブログでアウトプットしていかないと
 頭が忙しすぎてパンクしそうです。
 整理のためにもブログの記事を書き溜めています。
 しばしお付き合いくださいませ。

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「俺の作ったものだから、俺を信じて買って欲しい。」
と言ったのは地元の農家さんで、先日の、町のバレーボール大会の慰労会の席での話だった。
農薬を何回かけたとかそういう話じゃなくて、自分を信じて買って欲しいといったのは
心からの叫びであり、本当にその通りの話だと思う。
こういった地元の年配の方と話をする機会はありがたく、とても勉強になる。
有機農業や自然農ではなく、今までどおりのやり方で農業を営んできた人たちの意見も
聞かないと、問題点が浮き上がらないし、これからどうしていっていいのかわからない。
満遍なく話を聞くことがまずスタートで、それから改善していく必要があるのだ。

昔から農業をやっている人、志を持って農業に入ってきた若い人、
農薬をかけたり、トラクターで開墾したり、大規模だったり、小規模だったり、
多品種だったり、少品種だったり、有機でやったり、自然農だったり、
ビジネス的に農業を考えていたり、自給自足を目的にしたり、
農を取り囲む環境や考え方は皆それぞれ違う。

大きく分けて2種類の農業の営み方がある。
農業を生業とするにあたって、どちらの方向を目指すのかは
早い段階で決めるべき事柄である。その人がいきたい方向性がお金なのか
自給的な生活なのかで大分違ってくる。
十分な生活費を得てお金という対価に価値観を置くのなら
ある程度ビジネス的に農業を営んでいく必要があるが、
必要最小限の収入で農的生活を営むことを目的とするのならば、
やりたいようにやれるだろう。ただ、今現在の世の中で社会的な生活を送るには
お金というものが必ず必要で、家族がいるのならば多少の収入も必要になるのがネック。
この多少というのがわりと必要で、わりと自給的生活を難しくする。

ビジネス的な成功をするには起業的なセンスが必要で、
全ての人に適した農業のスタイルではない。
大事なことは、農業はね、そういうとびきりの人材ばかりが
成功する産業じゃダメだということ。企業とは違うから、
国になくてはならない産業で、国土を維持管理する意味合いでも
廃れちゃいけない。本来だったら国が率先してやらないといけないことだけど、
経済至上主義の世の中になっているから今は少し難しい。

農家は作って、誰かが売る。
(そのスタイルで今までやってきたわけだけど、高度経済成長で間違った方向に行き
 大規模・農薬・機械化に頼る風潮になってしまった。
 今現在、それ以外だと直売能力がないとキツイ。これは非常に危険な状態である)
農家直売はやっぱり限界がある、できる人とできない人が出てくる。
直売型農家の行き先はもう知れてる。いずれこの路線は確実に頭打ちになる。
全員ができる人ではないから。新規就農と起業を混同してはいけない。
新規就農した先のバックアップが必要。個の農業には限界がある。
マルシェもこの先はキツイ状況がくると思う。
農家が現地に赴いて数千円~数万円の収入を得るというのは必ず負担になってくる。
売る能力が必要になってくると、作る方がより大変になる。
これは持続可能を難しくする。

今現在、知っている中で数件、農家が人材を育てる方向に向かっている。
素晴らしい取り組みで話を聞いているだけでわくわくしてくる。

で、私、何ができる?

で、前述の話だが、「俺を信じられる距離」にいる人にはそれでいいのだが、
その距離にいない人にはどうしたらいい?

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パン屋の仕事がハードワークで続けられないのではという心配が、
施設の改善で解消できるならば、それを早急に改善すること。
持続可能な環境を自分自身で整えていくことが、今年度の達成目標。
体への負担を軽減し無理なくパンを焼く環境を整えていくこと。

これについては必ずやる。第一優先事項。

寝溜めは出来ないと最近気づく。
24時間起きててその後24時間眠ることができたとしても
毎日7時間寝るのと全然違う。相変わらず気づくのが遅い、遅すぎる。

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パン屋にしたって、農家にしたって、何の仕事だって、
始めるのは誰でも簡単に出来る。
難しいのは続けていくことで、続けていくためには最小限の負担に抑えて
無理をしないこと。急がないこと。そのためには、大きな目で俯瞰でモノを見、
大海の流れを知り己の実力を見極めること。

私が農業を必要以上に重要視するのは、地域と自分との関わり、
これからの未来の話でとても大事なことだから。
自分がパンを焼く、売るという中で、地域の良質なものを使い、
人が働く場所を作り、地域の中で回る小さなサイクルを作ることが大切だと思っている。
人が適切に自然を管理すること、農業、栽培、生産は繋がっていて
そこに需要ができ、人が生活するベースができる。

根幹を見直しながら小さな流れを作り、やがて大きな輪にすること。
自分にできることを模索しながらこれからもパンを焼こうと思う。
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by wazawazapan | 2010-07-28 10:09 | パン屋のたわいもない話
夏季休業のお知らせ
8月1日~8月31日まで夏季休業致します。
店舗・オンラインショップともにお休みいたします。
ご迷惑をお掛けいたしますがよろしくお願いいたします。

YUSHI CAFEの委託販売は気まぐれで持って行きますので
もし見かけたらあったあったということで、
偶然の出会いでお買い求めいただければと嬉しく思います。

7月30日(金)31日(土)の営業がこの夏最後の営業日です。
営業再開は9月3日(金)4日(土)となります。
皆様のご利用、お待ちしております!


※何故夏の忙しい最中に休むの?というご質問をよくいただきます。
 「すいません、暑くて焼けません。自分が茹だりそうです。」
 勝手ですいませんが、よろしくお願いいたします。
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by wazawazapan | 2010-07-27 18:40 | わざわざからお知らせ
嬉しいこと
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(左から夢世紀、春ユタカ、イガチクオレゴン)


写真を見てたら泣けてきた。
それくらい感動して幸せで嬉しくて、そして、やる気がムクムク沸いてくる。

常連さまから粉の差し入れをもらったのが金曜日。
幻の粉「イガチク」!です。お隣の上田市でなんと栽培していた方がいたそうで
わざわざ分けて貰ってきてくださいました。本当にありがとうございます。
大切にテストさせていただきます。焼いたらブログで報告しますので
楽しみにしていてください。心より感謝しております。

土曜日に農家さんが差し入れてくださったのが、夢世紀と春ユタカ。
先日、粉を頂いた農家さんで、わざわざ尋ねて来てくださいました。

今、私の手元には5種類の地元産の粉があります。
これをどんな形で皆様にお届けするかがこれからの課題になりそうです。
奇しくも同じ時期に様々な方向から5種類の小麦粉が集まり、
何か使命のようなものまで感じそうになりました。

私は本当に恵まれています。
本当にありがとうございます、感謝しても感謝し切れません。
皆様に感謝して、これからも長くパン屋を続けていけるように努力したいと思います。

地元の粉で、地元の人に、それから全国の方に、
パンと言う形にしてお渡しできるようにがんばります。
自分がやれること、やっていくための方向がかすかに見えてきた気がします。

去年、パンを売るだけのパン屋さんを始めたつもりでしたが、
人が人を繋いでパンだけでなく、そういった縁が膨らみ、
こうやって皆さんのご好意に支えられて営業しています。

本当にありがとうございます。
8月、夏休み中に焼きまくって(焼くんじゃん!)
9月においしいのお届けできるようがんばります。

パン屋始めた時に、地元の人との繋がっていくのが理想だと思っていました。
こんな風に生産者という地元の方と繋がっていくのは思いもよらないことでした。
お客様も、近所の子供や奥さん、若い方、おじさんやおばさんが少しづつ増えてきていて、
年齢層もファッションも様々で多種多様で、本当に嬉しいです。
ジャージと正装が入り混じる感、ヒールと長靴が交互に感、最高です。
(おこがましいですが、憧れたYUSHICAFEスタイルに近い感じが嬉しいです。)
超ハード系の偏ったパン屋ですが、(ロールパンとか焼いたことないし)
何となく受け入れてもらえてきたような実感と、まだまだがんばりが足りない気持ちと
何か色んな思い交錯してます。

華やかなパンはウチにはありません。
毎日食べる食事パンが中心でとても地味なパン屋です。
最近はプレーンのカンパや食パン、バゲット、そういう食事パンが中心によく売れます。
1年前は小型のおやつパンがよく出ていましたが、傾向に明らかな変化が見えてきました。
皆さんがそれだけ親しんで食卓で食べてくださっているのだと思います。

売れないと悩んだり、大量にパンを余してしまったり、
色々な葛藤がありますが、やっぱり皆さんの健康と食べ続けても飽きない味を
目指して、地味なパン、滋味溢れるパン、作っていきたいです。

冬場に出していたチョコレートのパン、よく売れました。
売れましたが、やっぱり毎日焼きたくないパンでした。
おいしいパンでした、でも、やっぱり時々買ってくださるのがいいです。
たくさんまとめ買いする方もいらっしゃいましたが、心配でタマリマセンでした。
こう言うと、「そんなの売っちゃったらいいのよ!」と言われましたが、
私、そういうことできないのです。

今日、パンの原材料を詳しく教えてほしいというお客様がいらっしゃいました。
一通り説明した後、「最良の材料を吟味して使っておりますのでご安心ください」と
胸を張って言うことができました。安堵されて購入していった姿に喜びを感じました。

私はパン屋として未熟でロクにパンも焼けません。
毎日失敗して何度も同じことをやるダメなパン屋です。
正直、パンをどうやって作っていいのかわけがわからなくなる時があります。
何が正しくて何がいけないことなのか、焼けば焼くほどわからなくなる時があります。

どうにもならなくて、時々人に聞きたい衝動に駆られますが、所詮、他人は他人。
私のパンの作り方は教えてくれないのですから、今のところ、自分で頑張る気でいます。
聞いた方がおいしいパンを作れるのかもしれませんが、
聞いたら私のパン、ツマラナイパンになるんじゃないかと思えてその先には行けません。
それを聞かないで一人で焼くことが怠惰だとしたらスイマセン。

ですが、お客様に、誠実であることには自信があります。
自分でできる精一杯をいつも心がけています。
まだまだ勉強は足りないのは事実ですが、これからも精一杯やりたいと思います。
わざわざに裏表はありません。どっから見ても同じものが見えるはずです。
飾らず、正直に物を作ることに邁進していきます。
これからも努力を怠らず、気ままに気楽に適当に(これ大事)がんばります。
(8月休んじゃうのね?と聞かれ、暑くて死んじゃうので死なない程度にがんばりますと
言ったらお客様が笑ってくださいました。皆さん、優しいです。)

あっ何かもう反省始まっちゃってますね。。
来週一週間ありますが先に上半期反省しちゃいました。
来週終わったら、今度は目標ちょろっと書くことにします。

8月に入ったら1ヶ月間夏季休業致します。
これからもよろしくお願いいたします!

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やっぱコメント欄、開けました。スイマセン、一人で呟くの寂しいです。
お返事できないから閉めてみましたが、やっぱりお客様とお話できてナンボのブログです。
非常に忙しくお返事できるかどうかわかりませんが、よろしかったらコメントください^^
勝手で申し訳ございませんが、ブログの記事を書くことで
お返事とさせていただけると幸いです。
いつも読んでくださってありがとうございます!
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by wazawazapan | 2010-07-24 18:11 | パン屋考
おもいでは木々と共に
誤解の無いように記しておくと、私は東京生まれだが育ちは静岡の片田舎で、
その後また上京するも、幼い頃から15年間、静岡で過ごしている。
ここに住んでいると生粋の都会人だと勘違いされることが多いのだが、
生粋の田舎人である。

御牧原に引っ越してきて、自然の中で毎日過ごす中で、
たくさんの木々に目を奪われる機会が増えた。
小さな頃、野山を駆け上って遊んだ記憶が、ここに引っ越してきたことで
時々むせ返るような感傷と共に湧き上がってくるようになった。

例えば、ねむの木。

去年、初めてねむの木を見つけた時に、夏に印象的な花を咲かせるこの木が
長野県のこんな寒い地方にあるわけがないのではと信じられなかったのだが、
車を降りて確かめること数回、確かに山のそこかしこ、あるいは誰かの庭先で
確かに両手を広げるような格好で佇んでいたのだった。
(後で調べるとねむの木は北海道以外で育つ木で、痩せ地でも育つ丈夫な木だった)

不思議なもので、木というものは一度その存在に気づいてしまえば、
何本でも見つけられるようになる。花が咲けば尚更で、場所を覚えてしまえば、
毎年、咲くのが待ち遠しくなる。咲いて見つけて、ほらね、ここにあったでしょ。
そして、今まで見えなかった木々が鮮明に浮き出されて、ねむの木がソコラジュウに
生えていることに今更ながら気づき驚く。御牧の粘土質で乾燥した気候に合うのかもしれない。

ねむの木の樹形が好きで好きでたまらない。
大きな羽を広げるようなあの枝の下でハンモックでも吊るして読書をしながら眠りたい。
植えたいけど、広々としたところで育ててあげたい木だから、
家の庭はもうだめかな。

例えば、藤。

枝垂れたあの佇まいにたわわに実る藤の花。
小さな頃、裏山で春になると咲く藤の木の下が大好きで、
よく遊んだのを覚えている。
この辺りでもよく自生しているのを見るので、近くに行って香りを嗅ぎたい衝動に
駆られるのだが、藤は斜面のきついところに踏ん張るように根を張っている場合が多いから
なかなかできない。そういえば、裏山の藤もゆるやかな傾斜地に育っていた。

金木犀。

秋になって金木犀の香りがすると、小学校の通学路を思い出す。
細い通学路を右に行ったり、左に行ったり、
卵の黄身を裏ごししたようなモコモコとした花びらで手をいっぱいにして、
ゆらりゆらりと歩いた日。高校生の頃、ウォークマンで大音量で音楽を聴きながら
自転車で木々の下を走りぬけた日々。

さくらんぼ。

幼稚園の校庭の周りに桜がずらっと並んでいて、私の楽しみは桜の後に生る小さな
さくらんぼだった。木によじ登って枝に腰掛けて好きなだけ頬張る。
上の方にたくさん生ってるなぁとぼんやりと口を開けて見上げていると、
毛虫が口の中にポトリ、ギャー!
毛虫は苦かった。今でも桜を見ると毛虫の味を思い出す(苦笑)。
毛虫、苦かったなぁ。いやーホント苦かった。(3回!)

ヤマモモ

学校が終わるとビニール袋を持って近所の山に突入する。
木によじ登ってヤマモモをビニール袋いっぱいにして帰る。
シャツを真っ赤にしてよく食べた。
甘酸っぱくて少し渋みがあって何か山っぽい味がした記憶だけど、
今、食べたらどんな気持ちだろう。

長野に引っ越してくるまで全然気がつかなかったけど、
もしかしたら、昔から木が好きだったのかもしれない。
学校のことはあまり覚えてないけれど、山や木の記憶は鮮やかに浮かんでくる。
特に、木に登って葉っぱの隙間から覗いた優しい木漏れ日。
木を下から見上げる度に、木登りして枝に腰掛けて見た風景がフラッシュバックする。
キラキラと輝く光が眩しくて、何度も何度も瞬きをしながら見つめた景色。
見て触って食べて走って、五感をいっぱい働かせて遊んだ記憶は
どうやら体に刻み込まれているらしい。

娘にもいっぱい自然に触れさせてあげようと改めて思う。

3月に父親が亡くなって、静岡の実家が無くなった。
もう帰るところがないから、静岡には縁も所縁もなくなった。
連絡を取るような友達もいないし、少し物悲しくもなる。
いつか、あの辺りを散策しに行きたいと最近よく考える。
きっと変わってしまっただろうけれど。

梅雨明けの夏色の空の眩しさにクラクラして少しセンチメンタル。
秋にはまだ早い、センチメンタルにはまだ早いんだ。
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by wazawazapan | 2010-07-23 18:16 | パン屋のたわいもない話
休めと言われているような
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(回復した娘と梅を干す図)


娘が久々に発熱した。
最初にセキが出て、しばらくした後、熱が出た。
ここ最近、夫婦共々かなり忙しく、そこに地域の行事が重なったりして、
夜も用事で埋まっていたのだった。

こういう時、一番堪えるのが小さな子供で、無理をすると必ず子供に弊害が出る。
申し訳なくて申し訳なくて仕方がないが、小さな核家族はこんな時も家族3人で
力を合わせてがんばるしかない。

娘を看病するだけの日々が始まると、娘と共に寝たり起きたり、
娘のことだけを考えて過ごす日々が少し嬉しい。
かわいそうで代わってあげたくてならないが、
こんな時しか一緒にいることができないのが歯がゆい。
お母さんも私と一緒に休みなさいと言われているようで、
娘に寄り添って何だか安心して眠る、どっちが病人なんだかよくわからなくなる。

咳が出始めて3,4日過ぎに発熱して、熱が下がった後も咳き込むと止まらず
大事を取って、今日、3年ぶりに病院へ行ってきた。
娘は物心ついてから初めての病院だったので、「病院屋さんに行くんだ!」と大喜び。
病院は病人さんばかりだから静かにねと言うと、それからずっと小声で。かわいいなぁ。。

西洋医学に東洋医学をミックスした治療を施す医院で、以前から何かあった時は
ここへ行こうと決めていたところへ試しに行ってみた。
もう大分よくなっていたけど、咳に利く漢方薬を処方され帰宅する。
蓮根をずっと擦って絞り汁を飲ませていたと言うと、蓮根はとてもいいと
お医者さんに言われ、あぁ話しが通じるなぁと一安心。

その後にすっかり回復した娘と牧場に行ったりして、遊んで帰ってきた。
お外久しぶりだね、夏の日差しが眩しかったです。
そして、やっと梅干、干しました。今年は2キロだけ。
保存食は出来る時に出来る分だけ無理せず作る方針に転換したら、とっても気楽です。

*明日から仕事や用事が山済みでしばらくコメントのお返事ができそうにありません。
 メールの返信も遅れています。大変申し訳ありません。
 やっぱりコメント欄しばらく閉じることにしました。自分のペースで開けたり
 閉めたりして様子をみたいと思います。よろしくお願いします。

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今回試した自然療法メモはこちらから
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by wazawazapan | 2010-07-21 17:38 | パン屋の休日
鉄のフライパン
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鉄のフライパンが大好きです。
テフロンのフライパンが世の中に急激に広まっていったときも、
フライパンを強火で熱しちゃいけないって何なんだ!と憤り、
まぁ時流に乗って買いはしましたけど、短いスパンで買い替えなければ
ならないシステムにまた憤り、すぐやめました。

一番最初に買ったのは中華鍋でかれこれ10数年前のことです。
近所の金物屋でお玉付3千円くらいで買って、昔はこれ一個で何でも作っていました。
今でもいい仕事をして、中華はコレと決めています。

次に買ったのは、新婚旅行から帰ってきてすぐに合羽橋で買った二つのスペイン料理用フライパン。
小型のがトルティージャ(スペインオムレツ)専用で、これは何か一人分作るときなど、
とっても便利で大好きです。後はパエリヤ鍋で、これはそのままテーブルに出しても映えるので、
野菜などグリルしてそのまま出したりします。

その次に買ったのが、グリル専用フライパンでダッチオーブンで有名なロッジの
グリルパンを2サイズ。グリルは厚いフライパンで焼いてなんぼの世界なので、
カンカンに熱した鋳物の力でジューと焼きます。
蓄熱するので、熱した後に弱火にして目玉焼きもとてもいいです。
ひっくり返さず焼くカリカリの目玉焼きがおいしく焼けます。あと、ホットケーキもこれで。
きれいな焼き色が満遍なくつきます。

その次に双葉工業の24cmのフライパン。5つもフライパンを持っていたのに
普通のフライパンサイズを持っていなかったので、軽くて使いやすそうなこれを選びました。
軽いっていうのは大事ですね。今、使用頻度が一番多いのはこれかもしれません。

合計6個を用途によって使い分けます。もういい加減にした方がよいと思いますが、
実は私、もう一つ欲しいフライパンがあるのです。

それが写真のフライパン。ドイツのTURKのフライパンです。
継ぎ目のないフライパンで一枚の鉄から職人さんがハンマーで打ち出して作っています。

初めて見たのは2,3年前で「こ、これは!!」と足が震える思いだったのです。
鉄のフライパンマニアの血が騒ぎます。これを持たずしてマニアだと胸を張れるのか!と。
こんなかっこいいフライパンは見たことがありませんでした。
これだけの厚さの鉄を打ち出す作業はどれほどのものでしょうか。
実物を見ると、均等に打ち出された鉄の美しさに息を飲むことでしょう。
自分のものにしたい衝動に駆られましたが、欲しいと言えるはずがありません。

お店に雑貨を置くことを決めた時、真っ先に思い浮かんだのがTURKのフライパンです。
ただお値段が張りますので、パン屋に置く雑貨としては少々荷が重いと断念しました。
もう少しでお店も1年経ちます。やっと決心がつき、えいやっと入荷しました。

どうぞ、私のお気に入りのフライパン、見に来てください。
150年変わらない製法で作られているこのフライパンは、
ドイツでは母が子に譲り、親子何代にも渡って使われている家庭もあるそうです。
一生もんではありません。半永久がうたい文句です。

これから野外でバーベキューシーズンです、キャンパーのお父さん、
こんなの持ってったら人気者間違いなしです。(←営業トーク)

(写真左より 18cm 14,700- 20cm 16,800- 24cm 21,000-)

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コメントいつもありがとうございます。
楽しく拝見しております。営業終了後にお返事致しますのでよろしくお願いします^^

あっ相変わらず店内セール中です。
お待ちしております!
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by wazawazapan | 2010-07-15 22:12 | ストーリーのあるモノたち
もうひとつ、作ること
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風呂上りにステテコ(スパッツ)に腹巻、タンクトップというスタイルで
ねぇバカボンみたい?と夫に聞くと、「違うよ、バカボンのパパでしょ?」と切り返される。
余りにも冷静な応対に、ふと我にかえる、女として、いや、人間としてこれでいいのか?

そのままの格好でいそいそと2階に上がり、布のストックからガサゴソとやって
薄手で生成の綿のこの上にそのままスポンと羽織ったら素敵なパジャマになるんじゃないかという
清潔感のある布を探し出し、そのままワンピース型に裁断し、ダダッとミシンで縫う。
1時間後、そのワンピース型パジャマをバカボンのパパスタイルからスポンと被ると、
我ながらあらまぁ素敵です。バカボンのパパなんて本当にここにいたの?という
清楚なパジャマ姿です。

風呂の扉をガラっと開け、似合うかどうかを打診します。
多少の無理矢理感はあったものの念願の言葉を引き出し、
その日はご満悦で眠りに入りました。

次の朝、娘が私のパジャマを見て、同じのが欲しいとせがみます。
同じ布はもうないけど、他のだったら何かあるかな。
今日はお裁縫をすることにしました。

やり方は簡単、いつもの通りです。
まず布を想像に任せて切ります。その後、想像に任せて縫います。
適当に裁断してますから、縫っていると帳尻が合わなくなりますが、
そこはいい加減さの見せ所、適当に帳尻を合わせていきます。
足りなくなったら布くっつけて、余ってきたらギャザーを寄せます。

友達がお裁縫を教えて欲しいと言った時にこれをやってみせたら、大変驚かれましたが、
私には型紙を写したり切ったり貼ったりする方が、よっぽど面倒で信じられません。
(こないだありんこさんがこのやり方で裁縫をすると聞いて、初めてそのような同士に会い
手に手を取り合って喜んだということがありました)

アイロンはきっちりかけて、後はまち針もろくにしません。ズボラにもほどがあります。
自分のサイズを図々しくも少なく見積もって、入らないことしばしばですが、そんな時は諦めて
次の裁縫熱をじっと待つことにします。

4歳の娘には自分のスペースを与えていて、毎日自分でコーディネイトして着替えます。
親としては子供はかわいいので、シンプルな服を着せたいのですが、子供は色々な主張があり、
ピンクとか柄on柄でコーディネイトしてきます。
作っても気に入らないとお出かけの時に着るからとか大人っぽい言い訳をして、
着てくれません。私を傷つけまいとしてやんわりと着るのを拒みます。
4歳ともなると、一人前です、寂しいです。。

最近、娘は足を出したいと言っているので、薄手のデニムで足首が覗く少し丈の短い
ゆったりなパンツを作りました。色々入れられるようポケットを4つつけました。
リボンで結ぶのが大好きなので、リネンで肩をリボンで結べるキャミソールを作りました。
地味ですが、できるだけ要望を取り入れたつもりですが、どうでしょうか。
午後に時間が空いたら、少しボタンやアップリケをつけて媚びてみようと思います。

早く保育園から帰ってこないかなぁ。。
喜ぶといいなぁ。。
あっその前に…入りますように…。(←小さくて入らなかったこと過去何度も…)
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by wazawazapan | 2010-07-14 13:17 | パン屋の休日
連日試作
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(左:夢あさひ75% ハルユタカ25% 右:夢あさひ50% ハルユタカ50% 生地量300gのいつもより太目ちゃん)

今日も相変わらず長文です。
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by wazawazapan | 2010-07-12 07:39 | パン考
小麦粉のこと
さぁ、皆さん、わざわざはセール期間中です。
是非足を運んでくださいね。商品色々入荷してます。
以下、溜まった記事を投稿します。
わざわざさん、めっちゃ今パン作りにハマってます。
(あっ、今に限ったことじゃないか・・・私ってアホね)

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小麦粉に関してはもうある程度決めていて、
もうパンを焼き始めてからずっとメインで使っているのが、
北海道産の小麦を配合したTYPE ER。それだけだとバリエーションが作れないから
今は4種類の北海道産の小麦を各パンで配合して使っている。

何でERかと言うと、悪い癖もいい所もわかりきった付き合いの長い相棒という感じで、
決して使いやすい粉ではないけど、一番は最高に仕上げた時の甘みが気に入っている。
あとはコストパフォーマンス、それから信頼感で使い続けている。

地元の粉で使っているのは、今は菓子類に使っている地粉=シラネ。
シラネで何度もパンに挑戦してみたけど、煎餅みたいな味になってやっぱダメ。
こいつはうどんとお好み焼きとお菓子がいい。

最近、ご縁があって、地元産の無農薬栽培のはるゆたかと夢あさひを分けて頂くことができた。
早速パンを焼く。地元産の粉で焼きたいという気持ちは高まっていて
何を焼くかも、どんな配合かも、何て名前で売るかもとっくに決まってる。
チャンスがあれば出したいといつも思っていた。

みまきバゲット、とか、みまき、で。

御牧原の材料だけでいつかパンを焼きたいなぁと思っていて、
それでみまきってパンがこの辺でしか絶対食べられないっていい。
いつか根付いて地元の人が自慢できるようなパンになれば最高だし、
それくらいの旨いパンを作ってみたい。

今回の小麦粉は御牧原産ではないけれど、地粉バゲットとか。
何かそんな冠を被せて、堂々と作りたい。

で、これ。試作第一弾。
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(左:夢あさひ100% 右:ハルユタカ100%)

ハルユタカは昔から何度も使ったことがある粉で全然心配していなかったのに、
粉の色からして製粉所から買ったのとは違って、水を入れた瞬間から様子が
おかしかったので案の定の出来。この粉は石臼引きかな?色が濃く灰分がかなり高そう。

成形すらままならなかったのでパンになっただけマシか。。
カットしてみると、詰まってはいるものの、香りはいいし、なかなか甘みもある。
思ったより食べれたので、見た目とのギャップで驚いた。
かなりダレたので酸味が出ると思ったが全くなし。

夢あさひはかなりの好印象。給水もいいし、中々使いやすい。
窯伸びもよく、ボリュームがかなり出る。
クープ入れる時に他のこと考えてて、逆に入れてしまった…アホ。
特筆すべきはその断面。カットした瞬間に見たことのない内相にドキドキする。

気泡と気泡の間の膜がERで作った時よりずっと厚い。厚い壁と壁の間の食感が今までにない。
もっちり感が強く、引きも強い。面白い。うちのパンの気泡にはないタイプ。
ただ味が少しだけ他に比べると淡白。時間が経つ中でどのように変化するか確かめたい。

同時間焼成したにもかかわらず、ハルユタカの方が遥かに色が濃く焼きあがった。
ハルユタカの方が糖分が高い印だと思う。発酵過程で引き出せたのかもしれないが、
夢あさひはかなりうまく1次発酵できたので、持ってる甘みの違いだと思う。

この一回のテストでそれぞれの粉の特徴がわかったので、
今日また違う配合で仕込んだ。焼くのが楽しみで仕方ない。

さぁ、やりますよっ。
いつか販売できる日がきますように。
おいしいの作りたいなぁ~。

ね、ねっ、ドキドキするでしょ。
地元の粉でパン焼くなんて、しかもその粉がおいしいだなんて。
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by wazawazapan | 2010-07-09 19:13 | パン考