わざわざ@九州編6:8月21日思慕してた小鹿田へ
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今朝も八女茶をイッタラで飲むことで一日が始まりました。イマイ醤油や塩、味噌はクーラーボックスに入れて連れてきましたので、今日の朝食は味噌きゅうり、地元の豆腐、八女茶、地元のお菓子となりました。八女茶の淹れ方を変えたら本当においしい。娘がお代わりします。
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食後のデザートだと言って娘が冷蔵庫から梅干しを持ってきました。直売所で買った手作りの梅干しです。一日一個、元気の素!と6歳が言いながら持ってきました。かわいくてたまりません。渋いです。非常に渋い。笑。

今日はうなぎの寝床さんに行くのはやめて、急遽、旅の中での一つの大きな目的としていた小鹿田の里、大分県日田市に行くことにしました。私が民陶を好きになったきっかけの窯元で、かれこれ娘が生まれる前、6年ほど前から事あるごとに行きたいと言っていた土地です。私は器が好きで色々な窯元や作家を見て回っていますが、いつからか、民陶の窯元への興味は急速になくなりました。量産していく中での作品は、作家が丁寧に作り上げていく作品とはまた違いますし、洗練はそれほどされてません。

作家の方が上手いともいいとも思いませんが、数ある作品の中で、もし好きなジャンルを上げるとしたら、職人を経験した作家の作品が好きかも知れません。用にも優れ、デザイン性も高いそんな器を求めてます。民陶の窯元で唯一好きでい続けたのが小鹿田焼でした。軽くて実用性に富み、飛び鉋のシャープな模様はモダンに見えました。そして、それに伴うストーリー。
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と言いながら、小石原をまずは目指します。だって、小石原から小鹿田の流れは常識でしょ?笑。小石原は山を隔てた陶器の産地で、こちらもバーナードリーチ由来の窯元などがあります。小鹿田との大きな違いは一子相伝ではないこと。誰でも新しく窯元になることができます。今はおおよそ50件程の窯元があるようです。

とりあえず窯元の直売所があったので、チェックしていきます。あんまり期待はしていません。なぜなら、自分が使っている小鹿田の窯元がどこなのか見定めに行くのが主な目的だったからです。
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館内はこんな風に。窯元別に作品が仕切られて並べられていました。ここに並んでいる窯もとは精々10件足らずだったので、後で思えばすべてを回っていけばもっといいことろは出てきたのかもしれません。ですが、非常にわかりやすい。すべての窯元を取りついで下さればもっと嬉しい。50件全部回るのは少し大変です。。

そして一つの作品だけが目にとまりました。すり鉢です。ずっと探していました。こんなにあるのに一個だけ。でも一個あれば十分です。
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着いたのは土秀窯。車をとめて中に入ると、すぐ旦那様が長野ナンバーに気づき、「あなた、長野から来たと?」と話しかけてくれました。そこから繋がる楽しい話。お母さんがジュースを持ってきて下さり、楽しい時間が始まりました。
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ずらっと並んだ陶器群。全体的に丁寧な作りです。飛び鉋も規則正しく飛んでいて、丁寧な仕事が感じられます。ですが、ちょっと全体的にどっしりしてるかな。私には。重さが気になります。でも、人柄を表すおおらかな器でとてもよかったです。
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旦那様はいつも落語を聞いて作陶しているそうで、工房にも常に落語が。笑。こればっかりって笑ってました。もの凄くアットホーム。色んな県の民芸の話をしたり、長野の話をしたり、福岡周辺の話をしたり、かれこれ、1時間くらいくっちゃべってました。楽しい時間で本当にほっこりしました。とても優しくしていだいて遠くから来たかいがありました。ありがとうございました。
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そして、在庫があった分のすり鉢をいただいて帰ります。すり鉢はどっしりとしていていいと思います。というかそうじゃないとダメ。飴軸のとてもいいすり鉢を仕入れました。それからモダンなとっくり兼花入れを。楽しみにしていてください。売り切りで再入荷なしです。いつかの再会を約束し、さようなら。人の温かみを感じた素晴らしい出会いでした。またおばちゃん、おじちゃん来たよと言いたいです。
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一路小鹿田へ。おじちゃんに聞いたショートカットの道を行きます。実は今回もナビで設定なし。地図と人の話と感だけを頼りに小石原、小鹿田をほっつき歩きます。それが楽しいんですよ。こんな景色、長野で出会えなーい。

しかし、景色を楽しんでいたのもつかの間、マジで細い欠落しそうな山道の連発で、聞いてはいましたが、本当にこっちでいいの?と不安が募ります。。心もとない。。。
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と思ったら薪が積んである場所がちらほら見え始め、急に開けて里が見えたー!すごーい!!!見たことある~~~。車を止めてしばし感動に浸ります、山里に響く独特の音。定期的に聞こえる、ガッコーン!ガッコーン!の音。そう、粘土を捏ねてる唐うすの音です。
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村内に流れる小川の水を利用して唐うすで粘土を捏ねています。いたるところにこの唐うすがあり、村内に音が響き渡っています。
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とりあえず腹ごしらえ。唯一の飲食店でおそばを。美味しゅうございました。
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共同の登り窯。でけぇ!娘も興味しんしん。なーにこれ~~。
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こんな山あいの山村で300年以上も伝統を守って作られています。非常に神秘的です。子供が走りまわっていましたが、この子達も継ぐのかと感慨深かったです。小鹿田は一子相伝が守られていて外からの人を取ることはありません。
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いたるところにある唐うすが気になって仕方ない人。笑。ずっと見てます。飽きないらしい。

そして、すべての窯元を回り、念願だった自分がずっと使っていた窯元を見つけました。最後に見つけた。笑。それで6寸、7寸、8寸の飛び鉋の平皿、壷、花入れ、湯のみなどを仕入れてきました。こちらも売り切りで、再入荷なし。また来れることがあったら、是非また来たいですね。
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で、帰り道もナビなしで来た道を戻っていきますと、2差路があったんです。どっちか覚えてなくて、ナビのポイントを見てこっちだなと判断したのが運のつき。途中から道路の舗装がなくなり、こないだの雨で至る所が崩落しているのです。しかも山を下りてるはずなのに、登ってるし。おかしいじゃん。笑。ヤバいと気づき、もちろんUターンなどできませんので、バックで山道を下っていくことにしました。両側は20cmくらいしかないです。娘がいるのでお母さんは笑いながら大丈夫だよと言ってましたが、かなーりドキドキしましたよ。まぁ、いい思い出になりました。小鹿田の里でバックで山下り、一つネタが増えましたー。笑。みんなに話そうっと。あっもうここに書いちゃったから話すこともないか。。。ぐすん。
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帰り道で娘さん、念願の川遊び。水着持ってくればよかったなぁ。それでも楽しいって言ってたけど、水には入れたらもっと楽しかったね。おとうさーん、水着持ってきてー。私のもー。
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私はちょっと嬉しい拾いもの。川辺でガイシを見つけました。けっこう陶片が落ちていたので、何かいいのないかなーと目を凝らしていると、古いガイシを見つけました。ガイシは昔電気の線を張るために使ったものです。嬉しいっ。自分へのいい土産ができました。コレ見たら将来色んな思い出がよみがえりそうです。
帰り道で通りすがりの温泉に入ると、貸し切りでさっきのうっ憤を晴らすべく、2人で泳ぎまくりました。結果、満足満足。温泉って空いてるのが一番好きです。

そして吉井町に戻って気になっていた四月の魚さんに行き、借り受けている民家からかなり近いのでまた行ってみようと心に誓い、となりのすし屋で飲みながら寿司をつまむ。残念ながら味はまぁ普通でしたが、寿司やに歩いて飲みに行くと言うシュチュエーションだけで満足しました。ご馳走様でした。

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<夏季休業・営業日>
*営業日・休業日のお知らせ
 8月営業日:8/11(土)~8/15(水)連続営業します。
 8月休業日:上記日程以外はすべてお休みとなりますのでご了承ください。

*ものづくり交換留学

<福岡編>
期間:2012年8月19日 – 25日 (会期中は火曜日も開けています。)
場所:うなぎの寝床
住所:福岡県八女市本町267
時間:10:00 – 18:00
電話:0943-22-3699
URL:http://unagino-nedoko.net

<長野編>
期間:2012年 9月6・7・8日 / 9月13・14・15日
場所:わざわざ
住所:長野県東御市御牧原2887-1
時間:11:00 – 16:00
電話:0268-67-3135
URL:http://wazawazapn.exblog.jp/17837030/
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by wazawazapan | 2012-08-22 07:23 | パン屋のたわいもない話


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