心の栄養だと言うから嬉しいじゃない。
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(向かいの畑の大根を頂きました。…ま、マジ、う、嬉しいッス!今ザッと泥を落としたところ。
今日は一日大根仕事になりました。…じぇんじぇん、休めない。。。うん、でも嬉しい!)

何度も何度も話したけれど、暮しの手帖という雑誌が大好きだ。
近くのスーパーに買い物に行った時、毎号毎号、発売日になると大体直感が働いて
「今日出てそう」みたいな感じで、雑誌コーナーに寄ると、大抵「本日発売」という
看板が出ていて、買ってくる。

買い続けているのでいい加減、定期購読にしようと思うのだけれど、
何となくこの直感との一致を楽しんでいて、なかなか思い腰があがらない。
ホント、ぴったし発売日に大体買えるんだよなぁ、不思議だなぁ。

この雑誌は昭和23年9月に大橋鎭子さんと故花森安治さんを中心として、
健康をささえる「食」と、家庭を守る「住」をとり入れ全く広告を入れない
スタイルで発刊された雑誌です。最近、大橋鎭子さんの著書「暮しの手帖」とわたしが
発刊され(わざわざでも取り扱っています)、暮らしの手帖の今までの経緯を知り
ますます好きになりました。

大橋さんは90歳を過ぎた今も毎日暮しの手帖社に出社されています。
素晴らしい尊敬すべき方です。私は90まではパン屋、やれません。YUSHIさんは
80過ぎてもはYUSHI CAFEやるって言ってましたが、私はどうでしょう。
60までは必ずやります。あとはそれから考えます。60で引退しちゃったら80まで20年あるな。
何しよっかなぁー。暇そうだなぁ、やっぱパン屋やるかぁ・・・。。。
あぁ、話が相変わらずそれます、すいません。

まぁとにかく、60年も変わらず作り続けられるものが、私のような新しい読者
(もう何年も購読してますが、実に新しい読者と言えます)にも読まれ、
時代を経てもちっとも古びない、そんな雑誌ってどんなだろうといつも驚くばかりです。

そう、今、いいこと書きました、私。
暮しの手帖はちっとも古びない。何年か前の暮しの手帖を開いてみても古さを微塵も
感じません。生活に則したきちんとした情報をきちんと考察して掲載するのでしょう。
使い捨ての情報がないので、繰り返し読んで楽しめる雑誌です。

(ただ、万人向けであることは間違いありませんので、私のような偏屈には
 少々情報がチープすぎることもあります。たとえば西洋医療に傾いた
 病気直しの情報なんかは本当に嫌気がさす時があります、が、ご愛嬌です。
 概ねよければいいじゃないの、例のいい加減気質です。)

私がこの雑誌の中で特に好きなページは真ん中から後ろの方のモノクロのページです。
お風呂に入ってサラサラッと前半を読み流して、後半を毎日少しづつ読んで堪能します。
「すてきなあなたに」や「パリで大さじ小さじ」なんて大好きです。
建築家や作家さん、様々な職業の方が書く随筆やエッセイが大好きです。
私は、何かをしていないと死んでしまうような落ち着きのない人間ですので、
せめて読書くらいは何も考えない息抜きになるものをと選ぶこの頃ですが、
そんな気分にぴったりのほっこりした読み物が選りすぐられています。

昔の暮しの手帖では川端康成や三島由紀夫も書いていたそうです。
三島さんが暮らしの手帖なんて本当に驚きです。三島さんの本はほとんど読んでいますが、
暮しの手帖とどうしてもマッチングしません。今度、骨董市にいったら暮らしの手帖を
買い漁ってみたいです。よく骨董市で出ているのをみますが、今まで手にしませんでした。
川端さんや三島さん、それからあの人も書いてるって…あぁ…出てこない、煩わしい。

それで、今号の寒河江千代さんの「パリで大さじ小さじ」を読んでいると、
ボジョレーヌーボーの話からワインの酸化防止剤の話が書いてありました。
私は今年ヌーボーは飲んでいないのですが、赤ワインの酸化防止剤が最近やっぱり
気になっていたのです。質の悪い赤ワインを飲むと翌日よく頭痛になりました。
それが一時期気になって酸化防止剤の入っていないオーガニックなワインを飲むことに
決めようかと思ったのですが、それがたまたま美味しくなかったのです。

それを例のみどりやさんに聞いたことがあって、やっぱりワインの酸化は
かなり味に影響を及ぼすということなどを知り、セレクトしてくれる人を選べば、
ある程度のものであれば、頭痛になることもなく、それほど入ってないんじゃないか
という気がしてきて、あんまり気にしなくなっていたのです。

ところが、です。
去年日本酒に開眼したわけですが、ご存知の通り、純米酒しか飲まないのですが、
それが色々理由があります。醸造アルコールです。大吟醸だとか山廃だとか
よくわからないのですが、原材料に醸造アルコールが入っているのを飲むと
必ず吐いちゃうんですね。大体不味くて気分が悪くなって裏を見ると入ってる。
醸造アルコールを入れればそりゃあ早くできますよね。
米がアルコール発酵するのなんて待てないんでしょう。
私のここ数年の食生活が功を奏して、米・米麹のみから作られた日本酒しか
受け付けない人間センサーになったというわけです。

最近、頭痛が酷くて、もしかしたら亜硫酸塩か!(酸化防止剤)なんて思っていたので
寒河江さんの話はピンときました。今あるワインが飲み終わったら酸化防止剤無添加で
おいしいワインを探してみたいと思います。

(高校生の頃から酷い頭痛持ちでしたが、現在の食生活の改善により完治に至って
 いました。それが最近また出てきたので、古い毒が出てきたなと思ってましたが、
 もしかしたらと感じました。頭痛に関しては色々な原因があり、いつもmy主治医=
 東洋医学を取り入れたマッサージをしてくれる彼女に言われるのは、考えすぎて
 頭が疲れている、です。でも、私、思考を止めることができません。
 何も考えていない時間なんて考えられないのですが、皆さんはどうですか?
 わぉっ!もしかしたらコレが禅を始めるタイミング!なんてそんなわけないか。
 無にはなれないわ、私。雑念まるけの人間ですもの。)

先日、幕内秀夫さんの粗食関係の本を多数入荷したのですが、
恥ずかしながら、幕内さんの著書を読んだことがありませんでした。
ただ粗食のスタイルがウチと極めて近い感じがしたので、選んでみたのですが、
やはり直感あたりです。とてもよい本でした。

どの辺りがよかったかというと「ちょうどよい」のです。
バランス感覚が優れています。やりすぎもなく足らない感じもなく、
いい加減でちょうどいいです。いい加減な私にぴったりでした。

で、お酒の話です。

「人というのはやっかいな動物です。子どもの頃はからだに栄養が満たされていれば十分
なのですが、成長するしたがって心にも栄養を欲するようになります。心の栄養になるもの
はたくさんあり、三大栄養源はアルコール、たばこ、砂糖です。ほとんどの人はこれを
欲していて、逆に三つとも好きという人はめったにいないものです。」
(幕内秀夫:粗食のすすめ秋のレシピより)

これは私、嬉しかったです。
私は甘いものやタバコはやりませんが、お酒が好きです。心の栄養というのは
本当にその通りで、疲れてくるとお酒を飲んでリラックスする時間がたまらなく
恋しくなります。若い頃のようにたくさん飲むわけではなく、好きな読書をしながら
映画を見ながらやる風呂上りの一杯は最高です。
まさに心の栄養というのはピッタリな表現で、酒に逃げてるんじゃない、
栄養を補給してるんだ!と酒飲みの背中をギュッと押してくれる力強い言葉です。

かといって、飲みすぎはいけません。
もちろん、質のよい酒を適量というのが栄養の範囲です。

そのお酒の選び方はこの本を読んで頂くこととして(わざわざで取り扱いあり、営業)、
ワインの亜硫酸塩(酸化防止剤)のことも言及してあったのです。

寒河江さんと幕内さんに教えて頂きました。
私、ワインはやっぱりオーガニックに移行することをここに宣言いたします。

注:
オーガニックワイン=酸化防止剤無添加ではありません。
有機栽培で作られたブドウから作られたワインがオーガニックワインで、
酸化防止剤無添加のワインが全てオーガニックというわけではありません。
どっちも兼ね備えておいしいって本当に探すの大変そうですが、
この「探す道のり」がたまらなく楽しいんですよねぇ。新しい楽しみ、みっ~け!!

以前も書きましたが、おいしいの基準は人それぞれ。
私は最近、お酒のおいしさを疲れを癒してくれるリラックスの時間と
体液と同化するような優しい飲み心地に求めています。
純米酒とオーガニックな酸化防止剤無添加ワインと、
あと地ビールをちょびちょび楽しむことにしたいと思います。
(何か、純米酒の比率あがりそうだ~、おいしい純米酒はこの辺りうじゃうじゃありますもん)

あぁ、結局お酒の話になっちゃった…。
暮らしの手帖へのオマージュのはずだったのにぃ~。

後日談;
早速、酸化防止剤無添加のワインを買ってきてみました。
お、おいしくないよぉー。色が完全に酸化しちゃってた。こりゃあ前途多難ですよ。
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by wazawazapan | 2010-12-20 10:01 | パン屋のたわいもない話


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