収まりのよい片口
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入れ子は日本の住宅事情に適した素晴らしい文化であると、断言させてください。
古くから残っているものには必ず生き残ったわけがあるということです。
入れ子はほんとに素晴らしい!

ということで、信じられない収まりの片口の話が遅くなってしまいました。
少し前に入荷した角りわ子さんの器ですが、これ、私が切望して作って頂いたものです。

収まりがよかったり、入れ子でコンパクトになるものに目がありません。
きっちり収まった姿を見ると、自分の収まりの悪さを棚に上げて、
何だか物凄く気持ちがシャンとするのです。収まりがよいことに憧れがあります。

角さんの陶器は、非常に正確で、土ものにありがちな豪快で大らかな作風と言うよりも、
磁器のような繊細さがあります。私の持っている角さんのカップは色々な場面で
1つずつ購入して揃えていったにもかかわらず、綺麗にスタッキングできています。

私はどちらかというと器の魅力を観賞用には見出さず、使うことを第一に、
そしてさらに美しさを兼ね揃えたものという基準で選んでいますので、
並べた時に収まりがいいとか、収納しやすい、用途が多岐にわたり実用に優れているもの
に目がないわけです。

それで、片口がきっちり収まっていたらいいなぁと思っていたこと、
韓国の作家さんのモノで以前見た器の話を角さんにしました。
そして、作って頂けたのがこちらです。そしたらやっぱり思ったとおり。
角さんの入れ子、収まり半端ないです。
いまどきの言葉で言うと、マジパネェっす。

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凄いことです、これは。寸分たがわず綺麗に収まっていて尚且つデザインがいいです。
この草色軸の器は角さんの作る器の中でも、白掛けをしていないタイプのものですので、
軽さが尋常ではありません。5つ重なってる?!信じられない、軽さです。

薄い=割れるととる方が多いのですが、角さんの器はとても強いです。
私は家族で4年ほど、角さんの器を愛用していますが、まだ1枚も割っていません。
洗う時に手を滑らせてシンクの中に落としたことしばしば、重ねて無理やり下から他の器を
撮ろうとしてぶつけることしばしばの悪い使い手ですが、大丈夫、元気に今日も活躍しています。
土モノですからそんな時欠けはします。ですが、チップも小さいですね。気になりません。

私は所謂作家モノの器や民陶、古いものをごちゃまぜで家庭で使用しています。
モノを売る仕事をしていますので、家庭で使って使って試してから販売しています。
作家モノも自分で買ってそれから使って、お店に置くのがポリシーです。
できるだけ自分の実感を詳細にお伝えできればと思います。

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使い勝手がよいということは私にとって、とても大事な物差しです。
使い勝手の悪いものは必ず扉の奥深くに眠っていくものです。
限られたスペースに収納しなければならないので、しまいにくいものは手が出にくいです。
同じ大きさであったり重ねられるものは私にとって選ぶ上での重要なファクターです。

3つ入れ子のもの 7000-
5つ入れ子のもの 15000- 

私だったら小さめの片口は酒器に使いたいと思います。
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by wazawazapan | 2010-11-30 09:36 | ストーリーのあるモノたち


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