期待したほどの効果が出ない。
という状況は私にとって最も辛い状況の一つだ。 常日頃、自分が何事かを成し得る状況をイメージをして動いている為、 思うようにうまくいかないという時、少なからずショックを受ける。 よいイメージを膨らませすぎて、それに現況が追いつかない場合、特にダメージが大きい。 これは、ポジティブシンキングの弊害だ。 小学生の時ハマッたちばてつやの「あした天気になあれ」というゴルフ漫画がある。 向太陽という主人公がゴルフで成り上がっていくのだが、架空だったり実在のプロゴルファーと 対戦しながら、トップまで上り詰めるという典型的スポーツ根性モノの漫画で、 かっこよくもない、欠点もある主人公が魅力的で何度も何度も繰り返し読んだ。 その中で青木功さん(実在名ゴルファー)が「ショックアブソーバー」という精神のダメージ 回避法を実践していたことが描かれていたはずなのだが(私の記憶の中で確か)、 それは予め相手が自分よりより良いプレイをしてくることを想像し、そうなった時に 「ほら、なった。そうだろ!」と相手のよいプレイを認めることで、自分へのダメージを 回避していくということだったはず。 高校生の時、テニスの試合で「ショックアブソーバー」とブツブツ呟きながらプレイし、 あいつは決めてくる、必ずサーブを入れてくると念じて、ほら!入れてきた!と ショックを和らげ、自分を奮い立たせてがんばったものだった。 効果はテキメンで、繰り返し思い込ませることで本当に現実に心がそうなっていく。 相手の良さを認め、さらに自分がその上をいこうとする、この上ない精神的トレーニング。 今、自分がそれを使うとしたら、マイナス方向に。 もしかしたらこれはうまくいかないかもしれない、ほら、上手くいかなかった!と ダメージ回避。あれ?これって超マイナス思考じゃない。。 まぁまぁ、前向きすぎて足元が疎かにならないように、時々後ろも振り返ろうよ。 人と対峙することで傷つくならば、一人がいいなと思う。 でも、やっぱり、一人じゃダメだなと思う。どうしようもないと思う。 やっぱり一人より二人で、二人より三人だなと思う。 うまく言えないんだよなぁ。 話したいと思うことがうまく口をついて出ないんだよなぁ。 だから、何度も書き直せる文章はいいなぁ。 少なくともこの一瞬の言葉は選べるもんね。 もっともっと言葉が上手に話せたらいいのに。 言いたいこと、すんなり口から流れてくればいいのに。 うまく言えないんだよなぁ。
by wazawazapan
| 2010-09-22 01:19
| パン屋のたわいもない話
|
カテゴリ
全体 バゲット カンパーニュ ライ麦パン ベーグル 食パン その他パン パン屋のお菓子 パン考 パン屋考 わざわざからお知らせ わざわざ終了後 わざわざのお店物語 シャバ ストーリーのあるモノたち パン屋のたわいもない話 パン屋の休日 ナチュラルクリーニング 写真 online shop お客様の声 ごあいさつ お問い合わせ 掲載履歴 当ブログについて 当パン屋について 思いつき(非公開) 以前の記事
検索
タグ
おいしい話(56)
娘の話(40) 旅するパン屋(36) パンのおいしい食べ方(33) 商品入荷情報(31) 御牧原散歩(25) イベント(21) 地味弁(21) 東日本大震災(21) 口福な時間(19) ちくご暮らし(19) ロケットストーブ(15) 器話(15) 庭(12) お裁縫・編み物(11) 自然療法など(10) 試作(9) ものづくり交換留学(9) 理想のバゲットができるまで(9) 池波正太郎(6) その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||