贅沢な蓋
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初対面に近い状態で会話をしていて、ふと"炊飯器がどうのこうの"という話の流れになる時がある。
そんな時は、ボソッと「炊飯器持ってないんですよね」とつぶやくことにしている。
大抵の方がえぇっ!?といいリアクションをしてくれるので、その後ことある毎に
あぁ~、電子レンジもないです~掃除機使わないんですよねぇ~と畳み掛け、
まぁティッシュもラップもないんですけど・・・。
ちなみに麺つゆもマヨネーズもケチャップも・・・。なんてさらに追い討ちを掛けて楽しむという
悪い遊びを覚えてしまったのはいつのことだった?

以前にもお話しましたが、今日はそのラップがないって話です。

そういえば昔は夕飯の残りもご丁寧にラップをしていたのですが、
生来のドケチ精神から残りはタッパーにうつして、冷蔵庫に入れてみることにしました。
なるほどこれは、素晴らしいアイディアです。タッパーに移したことで、
ラップの使用もなくなり、冷蔵庫の中も整頓されとても見やすくなりました。

ですが、極度のメンドクサガリの私には、タッパーに移すことすら苦であり、
更にはタッパーを洗う手間が増えるという苦痛も重なり、
更に更にタッパーに移したことに満足し、その後食べることを忘れ腐らせるということを
何度も繰り返すことになったのです。ごみ当番である夫に何度も何度も叱られました。
この葛藤は数年続きましたが、一向にうまくなる気配はありませんでした。

そこで考えました。シリコン製でどんなサイズの皿にも対応する蓋を購入して
お皿にそのままこうやって被せてしまえば…
うぅん??
お皿にそのままこうやって…
お皿をそのままこうやって被せてしまえば…
いいんじゃん!!!

これは大正解でした。食べて余ったものにそのまま皿で蓋をして、
ウチには食器の数があまりないので、食べてしまわなければ器がないということで
率先してあまりモノを食べることができました。
腐らせることもかなり少なくなってきました。

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ARABIAのイッタラのティーマシリーズは非常につまらない食器です。
余りにも万能で余りにも有能なため、こうやって鍋の蓋にまでなる始末です。
この皿を持つと扱いが楽なため、ついつい使用頻度が高くなり、他の皿の出番を
少なくする悪い皿なのです。嫌いだけど好きなのか、いや、好きとは言いたくない
嫌な皿なのです。だからこうやって意地悪して鍋の蓋にしてやります。

この鍋は夫が一人暮らし時代に実家から持ってきた鍋で、もう20年選手くらいで
先日ついに蓋が天に召されましたが、運悪くイッタラやルクルーゼの赤い蓋が
ぴったりハマってしまいましたので、まだ現役というわけです。

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左側のように皿のサンドイッチになることがあります。
イッタラ/小鹿田焼/イッタラです。考えようによっては非常に贅沢なタッパーです。
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イッタラを取れば昨日の残りのかぼちゃグラタンがお目見えです。
小鹿田を取ると余りの蒸しかぼちゃが入っています。
今晩のおかずにされておしまいです。

見たとおり、密封性は全くありません。
でも、それがいいんです、早く食べなきゃって気になりますので
めんどくさがりにぴったりなんですよ。

そうそう、最初の写真。
(スクロールが面倒だと思いますのでもう一回載せます)
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左:イッタラon角りわ子
右:戸津圭一郎on笠間の作家さん

戸津さんの上に金箔付きの皿を載せた瞬間に、
器が好きだと言ってはいけないのではと、心の底から自責の念が沸いてくるわけでありました。
角さん、戸津さん、陶芸に勤しんでいる皆々さまにお詫びさせていただき、
今日はお開きとさせていただきます。

みなさま、大変申し訳ございませんでした!
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by wazawazapan | 2010-09-06 13:07 | パン屋のたわいもない話


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