レシピができるまで
料理というのは最もクリエイティブなことの一つだと思う。
短時間で複数のものを組み合わせて、全く想像だにしなかったものを作り上げたり、
茹でたり蒸したり焼いたりそんな簡単なことで、素材の味が七変化したり、
想像力をかきたてて作れば、それはそれは素晴らしい毎日の仕事となる。

本を読んだり、時々外食に行ったり、人と話したり、人にご馳走してもらったり・・・。
そんな日々の生活の端々が料理やパンのレシピを作る時、四方八方から集まって、
何というか暮らしのエッセンスと言うか、そんなのが一気に集約されてきて、
一つの鍋の中に放り込まれたりする。

パンのレシピも同じで、素材と向き合った時、今までの経験したこと全てが
ギュギューっと集まってきてボールの中に放り込まれる。
あの時食べた味、あの頃過ごした場所、たわいもないおしゃべり。
暮らしがインスピレーションとなり、そこに集約される。

わざわざのレシピはほとんど私の頭の中にあって記録されていないのだが、
(一時期データを取りまくった時代を経て今は書かなくなっている。
これじゃあ死んだら一代限りじゃん!という話になってレシピをちゃんと
記録しなきゃあと思っているが、なかなか時間がなくて整理できない、頭の中を・・・)

例えば、
やわらかくて、甘くて、ふんわりして、年配の方も食べられるパンが欲しいなぁ。
年配の方が食べる前提だからバター、砂糖で単純にやわらかくしたくない。
酒粕酵母を使い捏ねてやわらかくする、ふんわりは焼成温度低く焼きこまず
ハイジみたいな白いパンに、甘さはドライフルーツで補って=いよかん丸。
粉はもっちり感とふんわり感を併せもったのを中心で全粒粉で風味付け。
水分量は多くしてさらにもっちり感を出そう。
(意外にもいよかん丸は、予想よりずっと若い人が買い支えてくれる商品となった。)

そんな感じで考えてると勝手にほぼ配合が出来上がり、テストする。
この時点でほぼ商品イメージができているので配合だけでなく、
サイズや焼成温度まで決まってしまう。
頭の中でここまで具体的なビジョンができてるレシピの場合は、1,2回のテストで
大抵リリースできるのだが、お蔵入りというのも結構ある。
そういうのは結局明確なビジョンがない時で、作る前からだめかなぁと言う感じである。

だから私の場合、レシピを生み出そうとしてレシピを作ることがあまりないので
生みの苦しみというのも特になく、結構、行き当たりばったりのいい加減なやり方である。

( 以上 2009-10-01 23:11 に書きました)

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明日は東京に雑貨の仕入れです。
高速バスで一人で行くのは初めてだなぁ。
移動中の読書が楽しみで仕方ありません。
あっ一人で食べるごはんも!
時間があったらパン屋いっちゃおうかな~~。

では、また!
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by wazawazapan | 2010-02-01 08:31 | パン考


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