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カンパーニュの熟成
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シャバから引き上げた5日目のカンパーニュ。ひとつ売れ残ったものを自宅で食後にカットして食べる。
パンは焼きたてが一番美味いという風潮をノックアウトできるであろうこの味、ヤバイ。
カンパーニュの真価は熟成にあると思う。日が増すたびに変化する味、舌触り、風味。カットせずにほおって置かれたカンパーニュは厚い皮の中で刻々と変化し、ひとり食べ頃を迎えていた。

これはケーキ、ケーキとしかいいようがない。酸味はほとんど感じられない。圧倒的に甘くなった生地はケーキを連想せずにはいられない。しっとりとじっとりとして密に連なる内層と程よく水分を含んで切りやすくなった皮。ビニールの中で密封されていたからこうなったのか。素晴らしい熟成具合。



通販ではカンパーニュをメインに売ることに決めている。時に勝るパンはカンパーニュしかない。時を経過するごとに美味くなるパン、人間のような深い味わいがある。深い赤ワインと共に、ハタマタ、美味しい珈琲、紅茶と共に。
製造年月日から何日か経たカンパーニュを見つけたら即買いして欲しい。それはあなたのことをじっと待って熟成していたカンパーニュだから。

カットしてしまったカンパーニュは密封して置くこと。
そして清潔な手でカンパーニュを触ること。
決して焼き戻さないこと。
美味しいカンパーニュの食べ方。

そして、先日のわざわざでカンパーニュの食べ方についていつも来てくれるMちゃんと盛り上がる。
いちじくのカンパーニュの時間が経ったのが好きだと言う。そうそうそう!って。
いちじくと生地の境目の部分が好きだと言う。そうそうそう!
おいしいの一致、嬉しかったなぁ。
by wazawazapan | 2009-06-01 07:40 | カンパーニュ


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